転職の面接では高確率で尋ねられる質問があります。
前職を退職した理由もその一つです。
少しでも良い印象を与えられるような回答をしたいですよね。

しかし退職理由にはネガティブなものも多いです。
素直に、本当の理由を述べて良いのか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は退職理由の答え方のポイントについて紹介します。



みんなはどんな理由で退職してる?みんなの本音!

人によって会社を退職する理由はさまざまです。
しかし多くの人に共通していることがあります。
働いていて不満を感じるようになり、それが我慢できなくなったことです。

  • たとえば、上司が気に入らなくて辞めるケースがあります。

部下の仕事の仕方や評価は、直属の上司に大きく左右されます。

上司の方針や能力に満足できなくても、部下からは指摘しづらいでしょう。
そのため不満が溜まりやすいと考えられます。



  • 上司だけでなく、職場の人間関係が嫌になって退職する人も多いです。

職場全体の人間関係が悪いケースもあれば、自分だけが馴染めないケースなどもあります。

  • また、働き方や待遇に関する不満も退職理由として多く見受けられます。

労働時間に関する不満もその中の一つです。
たとえば残業や休日出勤が多くて、プライベートの時間を持てないケースが挙げられます。

  • 給与に関する不満もよくある退職理由です。

金額が少ないことや昇給が見込めないために辞めるケースが見受けられます。
特に、サービス残業が多い場合は退職したいと思う人が多いようです。

  • さらに、仕事内容に不満を持って辞める人もいます。

面白いと感じられなかったり、自分には難しいと思ったりするケースなどがあります。
仕事内容に不満がなくても、企業の将来性に不安を感じて転職する人も珍しくありません。

転職時の面接で、面接官が退職理由を聞く理由とは?

退職理由の答え方を考えるときに大切なのは、質問の意図を把握することです。
企業は採用した人にすぐに辞められると困ってしまいます。

採用活動を再び行わなければならないので、余分なコストがかかってしまうからです。
採用後に導入のための教育を行った場合は、その時間や手間も無駄になってしまいます。

また次の応募者が、すぐに現れる保証はありません。
新しい人材を確保できるまで、業務が滞ってしまうケースもあるでしょう。

そのような事態を避けるため、面接官は辞める可能性の低い人を採用したいと考えています。
その判断材料を得るために、面接官はさまざまな質問をしてきます。



退職理由に関する質問は、その代表的なものです。
前職をなぜ辞めたのかを知れば、自社に採用した場合の予想がつきやすくなります。

応募者が退職理由として述べた内容が、自社で働いた場合にも当てはまる場合があります。
そのような場合は、採用してもすぐに転職しようとするかもしれません。

たとえば労働時間の長い企業が、「残業が嫌なので退職しました」という人を雇っても、長続きしないでしょう。
逆に退職理由として述べた内容が、自社では起こりえないものであれば、リスクは高くないと考えられます。

近所に住んでいる応募者が、「前の職場は遠かったので辞めました」と述べた場合などです。
このように、すぐに辞められてしまう可能性を探ることが、退職理由を質問する主な理由です。

面接官に好印象を与える退職理由の答え方!

転職の女神 長女 転職の女神 長女

退職理由の答え方によって、面接官の応募者に対する心証は大きく変わります。
曖昧な答え方をすると、それだけで悪い印象を与えてしまいかねません。

大切なのは説得力のある答え方をすることです。

そのためのポイントとして、志望動機と関連付けて答えることが挙げられます。
本来、退職理由と志望動機には深い関わりがあるはずだからです。

たとえば、保守的な社風が嫌で辞めた場合、革新的な企業で働きたいことが志望動機になるでしょう。
このように退職理由が志望動機に自然な流れで繋がっていると、聞いている面接官は納得しやすくなります。
両者をセットにして考えることが大切です。

また具体的な言葉を使って述べることも大切です。
たとえば、キャリアアップしにくいことが退職理由であれば、自分の目指すキャリアも具体的に説明したほうが良いです。

ただし具体的だからといって、転職関連の書籍などに載っている例文をそのまま用いるのは良くありません。
面接官は例文の表現は、聞き飽きている可能性があります。

退職は人生を左右する大きな出来事なので、深く考えて決断するのが一般的です。
その考えを自分の言葉でしっかり伝えようとする姿勢に、好感を持つ面接官もいます。

自信がなさそうに話すと、後悔しているように見える恐れがあります。
しっかり面接官の目を見て、大きな声ではっきり答えることが重要です。



ネガティブな退職理由なら、嘘をついて回答してもいい?

ポジティブな理由で辞めた場合は、退職理由を躊躇せずに話せるでしょう。
しかしネガティブな理由で退職した場合は、正直に話しにくいと感じる人が多いのではないでしょうか。
そのような場合であっても、基本的には正直に話したほうが良いです。

多くの面接官は退職理由を聞いた後に、その内容についてさらに質問してきます。
最初に嘘の退職理由を述べてしまうと、その後も嘘をつき続ける必要があります。

不自然な受け答えになりやすいので、経験豊富な面接官には嘘と見抜かれてしまう可能性が高いです。
本当の退職理由を述べれば、その後にどのような質問が続いても困ることはないでしょう。

また嘘の退職理由を述べることには、もう一つ大きなリスクがあります。
それは採用されたとしても、入社後に困ってしまうケースがあることです。

たとえば職種が嫌で辞めたことを隠していると、入社後にその職種への転換を指示されることがあるかもしれません。
このように、せっかく転職しても働きにくい状況になることがあるので注意が必要です。

それどころか退職理由の中に嘘の経歴が混じっていると、経歴詐称として問題になってしまう恐れもあります。
勤務状況や退職理由を前の職場に確認する企業も存在するので、ばれないと思っていても発覚することがあるのです。

このようなトラブルに発展することもあるので、できるだけ正直に話すことを心がけましょう。



退職理由の答え方で注意すること!NGな回答例

退職理由は正直に話すのが基本ですが、表現方法については工夫をする必要があります。
嘘になってはいけませんが、ポジティブな言葉に言い換えることは問題ありません。

たとえば「仕事が多すぎるのが嫌だった」という回答はNGです。
「落ち着いて丁寧に仕事ができる環境で働きたかった」などと言い換えると良いです。

「息苦しい職場から抜け出したかった」というように、職場に対する不満もそのまま述べるのはNGです。
この場合は、「もっと広いステージで活躍したいと思った」と言い換えると印象は悪くならないでしょう。

大切なのは、退職理由が悪口にならないようにすることです。
前職の職場や人間関係に対する悪口をいうと、影で文句を言う人物というレッテルを貼られてしまうかもしれません。

また、言い換えるのが難しいネガティブな回答もあります。
「給与が低いことが不満だった」というNGな回答もその一つです。

その場合は言い換えるのではなく、客観的なデータを示すなどの工夫をすると良いです。
まず売上額や契約数など、自分の達成した成果を述べましょう。

それに対して給与の金額が見合ってなかったことを主張すると良いです。
そうすれば面接官は、成果と金額を照らし合わせて客観的に判断できます。

転職の女神 長女 転職の女神 長女

応募者の意見が妥当だと判断すると、マイナスの印象を持つことはないでしょう。
今回紹介した内容を参考にして、ぜひ退職理由の答え方を検討してみてはいかがでしょうか?

退職理由についてはこちら仕事を辞めたい!転職したい!みんなの理由と本音、会社にはどう伝えた?でも解説しています。