転職を真剣に考えている人の中には、今すぐ会社を辞めて転職活動に専念すべきか、あるいは在職中に転職活動を行うべきか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

どちらにもメリットとデメリットの両方がありますが、より転職にまつわる不安が少ないのは、実際どちらなのでしょう。
それぞれのメリットとデメリットを紹介し検証していきます。



働きながら転職活動をするメリット

転職活動を在職中に行なうメリットはたくさんあります。
まず挙げられるのは、転職がうまくいかなくても今の会社からの収入があるため、経済的な余裕が確保できるということです。

転職活動をしたいと思っていても躊躇してしまう理由のひとつに、「もしも転職先が見つからなかったらどうしよう」という不安があります。
在職中に転職活動を行う場合は、実際に転職に失敗したとしても、それほど経済的なダメージが大きくなくて済みます。

また、在職中の転職活動は生活に関する金銭的不安がないため、焦ってそれほど魅力を感じない会社に入社するといった悪い転職をすることもありません。
じっくり腰を落ち着けて納得できる会社を見つけられるまで転職活動ができるのも、在職中のメリットです。

履歴に空白期間ができないことも、在職中に転職活動を行う利点といえます。
退職後に転職活動をした場合、どうしても履歴書の職歴欄に空白期間ができてしまいます。

面接官から質問されると経緯を答えなければならず、自分の能力や人物像をアピールする時間が減っていきます。
回答の仕方次第では面接官に悪い印象も与えかねないので、極力職歴に間を空けないようにしたいものです。

一方、転職活動を通じて、今の会社の良さを知ることができるケースもあります。
働いた経験が浅いと今の会社に不満がある場合、他の会社は素晴らしいものに見えてしまいがちですが、現実はそうではないかもしれません。

他の会社の待遇や社風などを知ることで、今の会社に対してポジティブな感情を得られ、働くモチベーションが高まることもあります。

こちら仕事を辞めたいと思ってから今すぐ出来ること!辞めるかどうか悩んだら、実践してみてほしい5つのこと。も参考にどうぞ。

働きながら転職活動をするデメリット

在職中の転職活動はメリットだけではなく、デメリットもあります。
働きながら転職活動を行うため、転職活動への時間が十分に確保しにくいということがデメリットのひとつです。

転職活動には、履歴書を書いたり会社について調べたりする時間が必要です。
会社を辞めたい理由が長時間労働を強いられることが原因だと、転職活動に割ける時間がなかなか取れず、転職活動が進まないままズルズルと今の会社で働き続けることになります。

それならばいっそスパッと今の会社を辞めて、退職後にじっくりと転職活動をした方が、落ち着いた環境で集中して活動を行うことができるでしょう。



また、転職活動のひとつには、書類審査を合格した後の面接があります。
面接は大抵時間が決められており、その時間も今の会社を抜けられないという可能性は出てきます。

面接に行く企業の方でも在職中の転職希望者向けに時間帯をずらしてくれたり、特別に面接の時間を設けてくれたりすることもありますが、やはり在職中は時間に融通が利きづらいのが大きなデメリットといえます。

もうひとつの在職中のデメリットは、経済的に余裕があるからか、いつまでも転職活動を続けてしまいがちだということです。
転職には適した時期があります。

転職したいという気持ちの高まりも長く転職活動を続けていくといつしか沈んでしまうこともあるため、転職はタイミングを逃すと失敗に終わる可能性があります。
このデメリットを解決するためには転職に期間の制限を設け、「この日までに必ず転職する」という強い意志を持って行動することが大切になります。

SE 長男SE 長男

僕もそうなんだけど、忙しいことを理由に「時間がない、時間がない」って転職活動を後回しにしていくと、あっという間に月日が経って、気付いたらどんどん転職しづらくなってしまうこともありますよね。
”思い立ったが吉日”っていう言葉も忘れちゃいけないね。

退職してから転職活動をするメリット!

退職後に転職活動をする最大のメリットは、転職活動に必要な時間を十分確保できるということです。
在職中は基本的に土日が休みであるハローワークに通うことは難しいですが、退職後はいつでも行くことができます。

ハローワークによっては土曜日も空いていますが、月〜金よりも開館時間が短いため、在職中に行くのはやはり厳しいかもしれません。



また、退職後は企業の面接を1日で何社も受けられるため、在職中よりもかなりスピーディーに転職活動を行うことができます。
在職中は1日1社が限界なことが多いですが、退職後は転職活動に集中して励めるため、転職活動を短期間で決着させたいという人には合っているといえます。

また、仕事をする必要がない退職後の転職活動では、土日はしっかりと休むことができるため、平日に転職活動を行う活力や瞬発力も在職中と比べて差が出てきます。
特に前の会社で長時間労働をしていた場合、人間らしい生活のリズムを取り戻すためには退職後のフリーな期間は重要だといえます。

退職してから転職活動をするデメリット!

退職後の転職活動には経済的な不安があるのが、1番の大きなデメリットなのではないでしょうか。
失業手当はもらえますが、もらえるまで長い期間を待たなければなりません。

完全に自己都合で退職した場合、失業手当をもらうためには待機期間の7日と給付制限の3カ月を待つ必要があります。
およそ3カ月の間まともな収入がないことになるので、貯金がない場合は生活に対して不安がでてきます。

この経済的な不安は心労だけではなく、転職活動へも影響します。
できるだけ早く次の仕事を見つけようと転職活動を焦るあまり、待遇が悪い会社に応募したり、自分の専門分野ではない職種の面接に行ったりするなど、会社選びが余裕を持って行えない可能性があります。

焦って前の会社よりも社内の雰囲気や待遇が悪いところに行ってしまわないように注意してください。
初心に戻ってなぜ転職活動をしたいのか、どういった会社で働くことが目標なのかを今一度考え直すことが大切になります。

逆に、退職後の転職活動はズルズルと長引いてしまうこともあります。
会社都合の退職になった場合、失業手当は割とすぐにもらうことができます。
そのため、働かずともお金は入ってくるので、自分を律する気持ちが弱くなっていきがちです。

転職の女神 長女 転職の女神 長女

転職活動が長引き履歴書の空白期間が多くなると、どんどん転職には不利になっていきます。
退職後に転職活動をする場合は自己管理を徹底して行い短期決戦で勝負しましょう!

在籍中の転職活動は会社にバレることはない!自分に合った方法を選ぼう!

在職中に転職活動をする際に多くの人が不安に思うのは、現在の会社に転職活動がばれるのではないかということかもしれません。
会社側に従業員の転職活動を止める権利はありませんが、知られると社内での雰囲気や人間関係が悪くなっていく可能性はあります。

大抵の転職希望者はなるべく会社に知られたくないと考えますが、会社のパソコンで転職情報サイトを見ない限り、また自分から転職をするといわない限り、ほとんどの場合会社に知られることはないでしょう。



有給を使って転職活動をする場合は有給を取る理由を申告しなければならないことが多いですが、転職活動のためと正直にいう必要はありません。
自己都合や私用のため、有給休暇を消化するためなど、嘘ではないけれど抽象的ないい回しをすることで本当の理由をいうのを回避しましょう。

在職中に転職活動をしたいという人でも、どうしても今の会社にいることができず、すぐに退職したいという人もいることでしょう。
在職中も退職後もメリットとデメリットがあるので、自分の状況や考え方に合った方法で転職に挑戦してみてください。

退職してから落ち着いて転職活動をするのもいいですが、大切なのは前もって計画を立てて転職活動をするということです。
そうすればダラダラと転職活動を続けて資金難に陥ったりすることなく、きちんとした転職活動が行えると思います。

派遣 次男派遣 次男

在職中でも会社にバレないなら、今すぐ安心して次の仕事を探せるね。
となると、退職してから仕事を探すほうがリスクが多い気がするなぁ。

転職の女神 長女 転職の女神 長女

そうね。せっかく今オススメの求人が出ていても、退職するまで行動を起こさないままだと、そういった求人を逃してしまうことも考えられるわ。

在職中に転職活動への時間がしっかり取れるか不安な人は、転職エージェントなどに登録して、キャリアアドバイザーに仲介してもらうことで、時間が確保しずらい人でも無理のない転職活動ができそうね!