転職活動を行っている人の中には、「転職回数は何回までOKなのか」ということが気になったという人も多いのではないでしょうか。
転職回数が多い場合でも履歴書の書き方を工夫したり、面接の対策をしっかりと行ったりすることで、内定獲得につながるといったことも考えられます。

そこで今回は、転職の回数に関することや履歴書・面接の対策などについて解説します。



年代別に見る、”転職回数が多い”と思われるのは何回から?

転職の回数に関しては年代別に考えていくことがポイントですが、実は、転職回数が1回である場合というのは、年代に関係なく転職活動を行う上であまり不利になるということはありません。
それは、全体の8割程度の人が1回は転職を経験しているといった背景があるからです。

そのため、1度転職の経験があったとしても、個人の能力や意欲などに応じて内定を獲得することができると考えられます。

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それなら、年代別に「転職回数が多い」と思われるのは転職何回目からなの?

  • まず、20代では転職未経験者も多いものの、およそ6割の人が1回は転職を経験しています。

そのため、2回以上転職経験があると、転職回数が多いと受け取られる可能性があります。
20代の転職についてはこちら20代の転職ノウハウ!最適な転職のタイミングと成功術!転職回数は影響する?

  • 次に、30代では8割程度の人が転職を経験しています。

転職回数について見ていくと、1回、2回、3回でそれぞれおよそ2割程度とほぼ横並びです。
こういったことから、30代では転職の回数が3回を超えると、「転職回数が多い」と思われるのではないでしょうか。

30代の転職についてはこちら30代の転職ノウハウ!年齢は不利となる?転職成功への強みや年収、キャリアについて

  • さらに40代になると、転職経験者の割合は約9割になります。

そして、転職回数にもばらつきがあるため、業界や業種によっては転職の回数そのものには採用担当者もあまり関心を示していないといったことが言えるのかも知れません。

40代の転職についてはこちら40代の転職ノウハウ!年齢で不利?年収は下がる?成功への秘訣

「転職回数が多いと不利になる」は本当か?その理由とは

転職活動中や転職活動を考えている人の中には、「転職回数が多いと選考にひびく」や「転職の回数が多いと、それだけで不利になる」などと考えている人は少なくありません。
転職回数の多さというのは、就職そのものに影響を及ぼすのでしょうか。

企業の採用担当者は、転職の回数が1~2回であればあまり気にならず、過度にマイナス評価をすることはないものと考えられます。

しかし傾向として、全ての年齢層において転職回数を重ねるにつれて転職成功率が低下していくといったことがあります。
日本では転職を繰り返していると、「仕事が長続きしないのではないか」や「忍耐力に欠けるのではないか」などといったマイナスのイメージを持たれる可能性があります。



企業側としても、採用して間もないうちに退職されてしまうようなことは避けたいと考えていますから、転職の回数があまりにも多いような人物の採用については検討に検討を重ねるでしょう。
また、転職に至った理由についても、企業側としては気になるところですよね。

転職の女神 長女 転職の女神 長女

転職理由が「キャリアアップのため」や「仕事にさらなるやりがいを求めて」などといったことであればポジティブな内容であると考えられますから、企業側としてもプラスであると受け止めるでしょう。

これらの理由から、転職の回数だけが採用に影響するのではないといったことが分かります。

業種・職種によっては、転職回数を重要視されない場合も。

今までは「転職の回数」ということにスポットを当てて解説してきましたが、業種・職種ごとに転職回数というのはどのように評価されているのでしょうか。

まず、クリエイティブ系や技術系(メディカル・科学・食品)では、転職回数が多くても、転職成功率は比較的高いと言えます。
クリエイティブ系や技術系といった分野は専門性が高く、日々技術が進化していく分野です。

そのため、ステップアップの転職を希望する人が多いといった特徴があります。
ひとつの職場に長くとどまっているよりも、転職を経験して勉強を重ね、技術を向上させたいといった人もたくさんいます。

特に、技術系(メディカル)の中でも看護師や薬剤師というのは常に人材不足であるといった背景がありますし、ニーズが高い職種です。
人材が不足すれば、新たな人材を早急に確保しなければなりませんから、転職成功率も高くなります。

一方、転職回数が多い人が専門性の低いとされる職種で転職活動を行うと、転職成功率は下がると言われています。
例えば、営業、販売、サービスなどといった分野はあまり専門性が高いとは言えず、特別な技術や資格が必要ではない場合がほとんどです。

こういった分野で転職を繰り返すのであれば、転職活動時には必要な対策を練ることが大切であると言えるのではないでしょうか。

転職回数が多い人の対策!履歴書、自己PRの書き方

転職の女神 長女 転職の女神 長女

転職回数が多い人に関しては、履歴書、自己PRの書き方にも工夫をしなければなりません。

転職の回数が多いことが不利にならないようにするためには、採用担当者に転職回数が多いことがプラスとなるような印象を与えることがポイントとなります。

履歴書を書く前に「経歴の棚卸」をして、面接時に採用担当者を安心させることができるような要素がないかどうか考えてみましょう。

まず本人の人間性に問題はなく、転職の理由や仕事に対する考え方に一貫性があるかどうかということが挙げられます。
特に、チームワークを重んじるような風潮の企業であれば、コミュニケーション能力が求められるのはもちろんのことですが、「他の社員と協力することができるか」「職場に馴染めるか」などといったことも重視されると考えて良いでしょう。



また、転職後に希望する業務に対して積極的に取り組むことができるかどうかや、具体的なキャリアプランなどについても、採用担当者は確認します。

さらに、優れたスキルや技術、特別な資格などを持っている場合には、履歴書でアピールしてみると良いでしょう。
こういったことを含めて、履歴書を書く時には転職回数が多いことがプラスとなるような書き方をすることがおすすめです。

転職の女神 長女 転職の女神 長女

例えば、同じ職種での転職を繰り返しているという人であれば、自分なりのビジョンがあるということや、転職を重ねることによってスキルアップ・キャリアアップしたといったことが伝わるように書くことが大切です。

転職回数が多くても有利に!成功に導く面接対策とは?

「書類選考を通過し、次はいよいよ面接だ」となった時、転職回数が多い人は面接についても特別な対策をしておく必要があります。

面接において、採用担当者から「転職を繰り返している理由」について必ず問われると覚悟して、自分なりの回答を用意しておくことがポイントです。

採用担当者から退職理由について尋ねられた時には、「どのようにして退職に至ったか」ということを事細かく述べるのではなく、「今後の仕事に活かすことができる」というように、現在は前向きであるということをアピールするようにしましょう。



例えば、同じ業種で転職を繰り返している場合には、「スキルアップのため」や「多くのことを学び、自分の能力に磨きをかけたい」などといったことを述べると、とてもポジティブな印象を与えます。

また、人間関係が上手くいかないことによって転職回数が増えている場合には、退職したことを他人のせいにするのではなく、「今後は早く職場に馴染んで、長く働きたい」などと述べ、意欲的であるということを採用担当者に伝えると良いでしょう。

退職理由についてはこちら転職の面接で退職理由はどう答える?印象のいい回答は?嘘はNG!へ。

転職の女神 長女 転職の女神 長女

面接対策をする時に「自分ひとりで行うのは心配だ」という人については、転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントを上手く活用すると、面接に関する具体的なアドバイスをもらうことができます。

転職活動を行う人の中には、「自分自身の適性についてよく分からない」という人もいますから、一度他者の目で客観的に判断してもらうということも大切であると考えられます。

転職の回数については、選考に影響を及ぼす場合とそうでない場合があります。
しかしいかなる場合であっても、「転職をした理由」については自分なりの回答を導き出し、具体的なキャリアプランを持った上で転職活動に臨むことが大切です。