転職活動において、自己分析とキャリアの棚卸しは非常に重要です。
これらを行うことには多くのメリットがあるからです。なるべく早い段階で行っておきましょう。

そう言われても、どういうものなのか分からない人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、自己分析とキャリアの棚卸しの意味を紹介し、メリットや方法なども説明します。



キャリアの棚卸し、自己分析って何?

  • キャリアの棚卸し

キャリアの棚卸しとは、自分の経験を整理して明確にすることです。
過去に携わった仕事を書き出していき、分かりやすく整理します。

これまでのキャリアを視覚化する作業といえます。
大きな仕事や成功した仕事は詳しく覚えている人が多いでしょう。

しかし小さな仕事や失敗した仕事は、すぐには思い出せない人もいるのではないでしょうか。
また最近の仕事は鮮明に覚えていても、昔の仕事の記憶は曖昧になっている人も多いと考えられます。

キャリアの棚卸しは、そのような普段意識していない情報にも、スポットライトを当てていく作業です。
さらに仕事だけでなく、頑張った経験やスキルなどを抽出することも含まれています。



  • 自己分析

自己分析とは、自分がどのような人物であるかを知るための作業です。
就職活動では企業に自分を売り込まなければなりません。
そのためには自分について詳しく把握することが重要です。

自己分析はキャリアの棚卸しで整理した情報を材料として使用します。
情報をざっと見るだけでも、自分がどのような種類の仕事に多く携わってきたのかを知ることができるでしょう。

さらに詳しく見ていくこと、自分が得意としていることや力を発揮しやすい状況なども分かってきます。
またネガティブな面についても分かることが多いです。
自分が失敗しやすいことや、消極的になりがちな状況など、いろいろなことが分かります。

キャリアの棚卸しと自己分析に明確な定義はありません。

そのため両者の間の線引きも、人によって異なることがあります。
たとえば、キャリアの棚卸しに自己分析の作業を含めるケースもあります。
またキャリアの棚卸しを、自己分析の中の第1ステップとして紹介しているケースも見られます。

なぜ、転職活動でキャリアの棚卸しや自己分析が必要なのか?行うメリット

転職の女神 長女 転職の女神 長女

キャリアの棚卸しや自己分析を行うことには、多くのメリットがあります。
たとえば、転職先を決める際の方針を定められることもメリットの一つです。

一般的に転職の目的は、今の企業より満足度の高い企業に移ることです。
採用されたとしても、自分が転職して良かったと思えなければ、成功したとはいえないでしょう。

自分のことを正確に把握していないと、自分に合っていない企業に転職してしまう可能性があります。
働き始めてから、自分の強みを活かせないことなどに気付くかもしれません。
そのようなミスマッチが発覚して不満が大きくなっていくと、再び転職活動をすることになる恐れがあります。

キャリアの棚卸しや自己分析をしておくと、そのような事態を避けやすくなります。
また転職先の候補が複数ある場合も、優先順位を付けやすくなるでしょう。

また履歴書や職務経歴書を作成しやすくなることも大きなメリットです。
特に職務経歴書は、キャリアの棚卸しで整理した内容を転記していくと簡単に埋められます。

キャリアの棚卸しをしていないと、自分の印象に残っている内容しか記入できません。
忘れている内容の中に企業の興味を引くものが存在する可能性があります。

また自己PRや長所といった項目は、自己分析によって把握した内容を記入すると良いです。
自己分析をしていないと、一般的によく書かれる当たり障りのない内容を記入してしまいがちです。

履歴書についてはこちら履歴書や職務経歴書の自己PR文は何を書く?転職で受かるポイントとは?

キャリアの棚卸しや自己分析を行っておくと、面接でも役に立ちます。
自分のことを詳しく把握して、しっかり説明できるようになるメリットがあるからです。

面接官は、面接を通じて応募者のことを詳しく知りたいと考えています。
よく分からないという印象を持たれてしまうと採用してもらえない可能性が高いです。



転職を成功させるためのキャリアの棚卸し・自己分析やり方、方法

  • キャリアの棚卸しを行うときは、経験した仕事をリストアップしていきます。

その際、仕事内容だけでなく、時期や役職などもセットにして記入しておきましょう。
後から見たときに、当時のことをイメージしやすいです。

さらに仕事によって得られた成果も記載してください。
成果はできるだけ客観的なデータで表現しておくのが望ましいです。
販売数や売上金額などの成果がある場合は、具体的な数値を記入します。
前年比や達成率が分かる場合は、それらも書いておきましょう。

企画書の作成やスキルの習得など、数値化するのが難しい成果も多くあります。
そのような成果もすべてリストアップしていきます。
また成功した仕事だけでなく、失敗した仕事についても書くことが大切です。

アピールの材料にならないと考えて省略してはいけません。
失敗による損失もできるだけ客観的な表現で記入しておきましょう。
リストアップは時系列順に行うと、年表のようになるので分かりやすいです。
資格の取得や昇進などの出来事があった場合は、その事実も書き加えてください。



  • 自己分析は、キャリアの棚卸しで作成したリストを用いて行います。

自分を評価するつもりで、リストを分析するのがポイントです。

まず自分の強みと弱みについて考えましょう。
成果の大きな仕事の共通点を探すと自分の強みが見えてきます。
逆に失敗した仕事の共通点を探すと弱みが明らかになりやすいです。

またリストの中から、自分が面白かったと思う仕事をピックアップしてみましょう。
その結果を見ると、自分がどのような仕事に興味を持ちやすいか分かります。

転職の女神 長女 転職の女神 長女

また、仕事の難易度を考えながら成果を見ていくことも大切です。
たとえば、難易度と成果の両方が高い仕事をピックアップすれば、力を発揮しやすい仕事の傾向が分かります。

転職サイトや転職エージェントの自己分析やキャリアの棚卸しを賢く活用!

手順さえ知っていれば、自己分析やキャリアの棚卸しを行うことは難しくありません。
しかし、一度で正しい結果を出せるとは限りません。
結果に少しでも違和感をもつのなら、やり直したほうが良いでしょう。

また転職活動が上手くいかない場合は、自己分析の結果が間違っているかもしれません。
その場合も、やり直してみるのが望ましいです。

このように転職活動中に、自己分析やキャリアの棚卸しを何度も行うことは珍しくありません。
そのため、短時間で実施できるように工夫しておくことが大切です。

キャリアの棚卸しのリストを修正しやすいように、パソコンで作成しておくのも一つの手です。
しかしやり直すときは、修正するのではなく一から行ったほうが良いでしょう。
前回の影響を受けないほうが良いからです。

そこでおすすめなのが転職サイトや転職エージェントを利用する方法です。
それらの中には、専用のサービスを用意しているところがあります。

たとえばシートをダウンロードして、該当箇所を埋めていくだけで完了するものもあります。
時間を節約したい人だけでなく、自己分析やキャリアの棚卸しの方法がよく分からない人にもおすすめです。



またアドバイザーが、自己分析やキャリアの棚卸しのサポートをしてくれるところも存在します。
コツを掴むのに役立つワークを用意しているところも見受けられます。

SE 長男SE 長男

なるほど、自己分析やキャリアの棚卸しがいかに重要視されているかということが分かるね。
自分でやる自信がない人は、プロの力を借りてみるのも1つの手だね!

転職の女神 長女 転職の女神 長女

これらを賢く利用することで、転職活動を効率的に進めやすくなります。
あなたもぜひ今回紹介した内容を参考にして、自己分析とキャリアの棚卸しに取り組んでみてほしいわ♪

転職エージェントについてはこちら転職エージェントとは?転職活動に利用するメリット&デメリット