就職活動や転職活動をすると、ほぼ100%の確率で必ず必要になってくるのが履歴書。

履歴書とは自分の住所や年齢、連絡先などの個人情報のほか、どんな学校に通っていたのか、どんな会社に入社していていつ退社したのかなど、自分の過去の経歴を書き記したものです。

こうしていざ振り返ってみると、思い出せないことがあったり書き慣れない漢字があったりして、戸惑うこともあると思います。

そんな履歴書を一生懸命書いていて、「漢字を間違えてしまった」とか、「書く順番を逆にしてしまった」など、書きミスをしてしまった時は誰しもあると思います。

「せっかく書いた履歴書だし、ちょっとくらいなら修正液を使って直してもいいかな?」と思ってしまうのもとっても当然のことですよね。

そこでこのページでは、履歴書には修正液や修正テープなどで修正をしてもいいのか、そのほかに正しい修正方法はあるのか?、そして消せるボールペンや訂正印は使用していいのかなどのミスを修正する方法のほか、履歴書でミスをしないためのおすすめの対処法についても紹介していきます。



履歴書は修正液、修正テープ、修正ペンなどで直してもいい?

SE 長男SE 長男

うーん、求人に応募する履歴書があとちょっとで完成するところだったのに、最後の最後でミスしちゃったよ…

せっかく書いたし、修正して提出しちゃってもいいかな?

転職の女神 長女 転職の女神 長女

確かにその気持ちはすごくよくわかるわ。

私も昔、転職活動中に数えきれないほどの履歴書を書いていたから、その度に何度ミスしたことか…!!

普段慣れない書類を書くのは、本当に大変だったわ。

新卒で就職活動をしている人だったり、中途採用の転職活動中だったり、どこかに新しく就職したり、仕事を変える時にしか書く機会がない履歴書は、普段書き慣れていないためか、ちょっとしたミスや間違いが起きやすくなります。

出来る限り綺麗な文字で、文字間や文章にも気をつけながらやっとの思いで書き上げていたのに、最後の最後でミスしてしまった時なんて、本当にショックですよね。

転職の女神 長女 転職の女神 長女

しかし、せっかく頑張って書いたからと言って、企業に提出する大切な書類である履歴書を修正してもいいのかどうかと言うと、結論から言うと、絶対にNG!社会人としてやってはいけない行為です。

どんなに小さなミスをしても、修正するのではなく”最初から新しいものを書き直す”のが基本です。

もちろん修正テープだけではなく、修正液や修正ペンなども使ってはいけません。

たった一文字、たった一箇所だけのミスであっても、履歴書を書き間違えた場合は基本的には新たな履歴書を1から書き直すのが正解です。

転職活動などで何枚も書かなければならない時などは大変ですが、やはりどんなに小さなミスでさえ、修正しないでしっかりと書き直すようにしましょう。

しかし、なぜ履歴書を修正してはいけないのでしょうか?

その理由についてもしっかり知っておきましょう。

なぜ履歴書は修正してはいけないのか?

(1)入社への意欲や熱意がないと思われる

履歴書をなぜ修正してはいけないのかというと、履歴書というのはそもそも自分の”公的文書、正式なビジネス書類”のようなものであり、就職や転職を希望している企業へ1番最初に送る(見せる)書類ですよね。

一緒に働いたこともないあなたを、企業はどういう人間か、どんな人柄なのかを知ろうと、あらゆる情報を履歴書や職務経歴書から集めようとします。

履歴書は、あなたを採用するかどうかを判断される大切な書類でもあるんです。

そんな大切な書類を書いてミスをしたのに、書き直すこともしないで修正テープなどで修正されていれば、採用担当者からは「入社したいという熱意は本当にあるのか?」、「その程度の気持ちなのか?」などと、入社の本気度を疑われてしまうことになります。

普通に考えれば、本当にその会社に入社したい気持ちがあり、自分を採用してもらいたいと思っているのであれば、大切な書類をミスしてもしっかり書き直すものだと思います。

「仕事でもミスはごまかそうとするのではないか」、「誠実さがないのではないか」、「大雑把な人だ」、「常識がない人」など不信感を与えたり、マイナス評価になることは間違いありません。

言わば、正式なビジネス書類を修正してはいけないというのは社会人としての常識的なものですので、そういった認識もできていない人だと思われてしまため絶対にオススメできません。

たとえ日付欄の日にち1つであっても修正テープなどで済ませるのは「使いまわしているのでは」と受け取られることになるので、ミスの大きい小さいに関わらず、公式な書類である履歴書に修正テープを使うのはNGです。

(2)公的書類としての信憑性が下がる

さらに、修正テープなどで修正することで、本来履歴書は自分の経歴を書き記した大切な書類であるのに、重要書類としての信憑性が下がってしまいます。

修正テープなら後から誰かが書き換えたりすることもできますし、書き換えたのがあなた自身なのかそうではないのかさえもわからなくなってしまいます。

つまり正式な書類としての内容の信頼性が失われてしまうことになりかねるということです。

消せるボールペン(フリクション)なら使ってもいい?
一度書いてもこすると消せるボールペン(フリクション)はとても便利ですが、履歴書という公的な文書、ビジネス書類において、消せるボールペンを使うのもNGです。

そもそも消せるボールペンというのは摩擦による熱で文字を消す仕組みになっていて、郵送時に受ける外気の気温や、企業側でコピーをとる際に受けるコピー機の熱によって、文字が消えてしまったり見にくくなってしまう可能性があり、とても危険です。

自分の経歴を記した大切な書類なのに、後から簡単に修正ができてしまうようなペンで記入すること自体、社会人としての認識を疑われてしまいます。

また、修正テープ同様に、消せるボールペンだと誰がいつ何の目的でも改ざんできてしまうため、これもまた重要文書としての信憑性が低下してしまうため、絶対に使用するのはやめましょう。

カッターや砂消しゴムは使ってもいい?
紙の表面を削り取る砂消しゴムやカッターも、使ったことが目で見てすぐにわかりますし、見た目的にも見栄えが悪くなってしまうため、絶対に使わないようにしましょう。

転職サイトなどの採用担当者の言葉などでも、「少しでも修正してあればすぐにわかるのでバレないことはない」と話されています。

履歴書を修正したことがわかれば、修正テープなどと同じように、入社の熱意や本気度が低いものだと判断され、採用に響く可能性が高いです。

どうしても書き直す時間がない場合の緊急対処法

介護士 次女介護士 次女

でも、間違いに気付いたのが郵送する直前だったり、面接前に最終で見直していた時だったり、本当にどうしても書き直す時間がない時には困るわよね。

何か方法はないのかな?

転職の女神 長女 転職の女神 長女

確かに基本はミスしたら書き直しだけど、どうしてもの緊急時には、『二重線を引いて訂正印を押す』という方法があるわ。

書類の正式な訂正方法として、訂正したい箇所に二重線を引いて、その脇に自分の印鑑を押すという修正方法があります。

訂正印とは、書類に間違って記載した場合に、誰が修正を加えたのかを証明するために押される印鑑のことです。

二重線に訂正印とは、こんな感じです。



この二重線は、定規を使うなどして真っ直ぐな線を引くようにすること、そして訂正印として使う印鑑は実印や銀行印ではなく、6mmから6.5mmほどの小型のタイプを選ぶのがいいですが、ない場合は認め印でもOKです。

また、訂正した正しい文章は修正箇所の上部付近に書くようにします。

そのほか、文字が抜けてしまった場合の訂正方法と訂正印はこんな感じです。



このように、付け加えたい箇所に「<」などを入れて追加したい言葉を記入し、そのすぐ近くに文字がかぶらないように訂正印を押します。

ただこの方法を使えばどれだけ間違えても直せば済むということではなく、訂正印の箇所が多いと修正したところがかなり目立ち、「この人は書類1つ書くのにこれだけ間違えているということは、集中力がない人なのではないか?」、「注意力が欠ける人なのではないか」、「めんどくさがりなだけなのでは」と思われる可能性が高くなります。

つまりこの訂正方法を使うにしても、せめて1箇所程度の訂正の場合に限り、2箇所以上ミスした場合にはやはり書き直すのがオススメです。

また、もし書類選考を通過して面接になった場合や、書類を持参して面接に行く際などには、面接の担当者の方に一言ミスの理由とお詫びをすると、少なくとも修正テープを使うよりは常識のある人だと思ってもらえる可能性があります。


しかし、これはあくまでも”緊急時の最終手段”であることを忘れないでください。

提出後に記入ミスに気付いた場合は?

郵送など、企業に一度提出してしまった履歴書の記入ミスに後から気付いた場合は、「バレなければいいな」とそのまま放置しておくのではなく、気付いたらすぐに応募先の企業に連絡し、記入ミスがあったことを伝えるようにしましょう。



記入ミス1つでも自分の評価を下げることになってしまったりする可能性があるからです。

たとえ小さなミスであっても、自分で気付いてしっかりと正直にミスを認めてすぐに連絡してくる人のほうが、企業からしても「誠実な人だ」と受け取ってもらえるかもしれません。

間違えたなりに誠意を示すことが大切です。

記入ミスの連絡と謝罪は、なるべく電話で伝える方がいいですが、無理な場合はメールでもOKです。

また、謝罪とともに再提出の必要があるかどうかも併せて確認するといいでしょう。

記入ミスや書き間違えをしないための対処法

転職の女神 長女 転職の女神 長女

書き間違いは誰にでもあることです。

間違えてしまったら最初から書き直すことや、緊急時には正しい訂正方法で訂正することも大切ですが、時間のロスや精神的な焦りを生まないためにも、”書き間違えを防ぐ対策”を事前にしておくこともとっても重要です。

今後書き間違えをしないための、4つの対策ポイントを紹介します!

(1)履歴書の見本を用意する

まず、本番で使う履歴書をいきなり書き始めるのではなく、今後履歴書を書く時の原本となる、”自分の履歴書の見本”を1枚作っておくのがオススメです。

履歴書によっては、下書き用の履歴書が付いている場合もありますが、ない場合は白紙の履歴書を先に1枚コピーして、コピーしたものを見本としてはじめに書いてみましょう。

そうすれば次から履歴書を書く度に「卒業したのって何年だっけ?」とか、「あの資格の正式名称って何だった?」などとその都度悩む必要もないですし、実際に履歴書を書いてみることで文字の量のバランスや空白の感覚などがわかります。

見本で1枚完成すれば、どの項目でどんなバランスで書くと見栄えもいいのかなども考えることができますよね。

(2)最初に下書きをしておく

また、履歴書の見本を作るほかに、履歴書の本番用紙をいきなりボールペンで書き始めるのではなく、鉛筆やシャープペンなどで跡が残らない程度に軽く下書きをして、その上から本番用のボールペンでなぞって書くことで、修正しなければならないような書き間違いは起きないはずです。

そして書き終えてボールペンが乾いてから、消しゴムで綺麗に下書きの跡を消すだけで、綺麗な履歴書が出来上がります。

ただ、消しゴムで消すときに紙が破けてしまったりシワになったりしないよう、少しずつ丁寧に消していくのがポイントです。

この方法はもちろん手間は増えますが、間違えて書き直すリスクは減りますし、一度下書きされた上から書くので緊張しながら一発で書くよりも、自信を持った字で迷わず書けるので、仕上がりの綺麗さも変わってきますよね。

履歴書を書くときに間違えやすいのは、”書く内容を考えながら書いている”というのも間違えやすい原因になってくるので、あらかじめ書くことを下書きされているだけでも、間違いが生まれるリスクは十分に減らせると思います。

(3)履歴書の予備を用意しておく

さらに、もし応募期日の直前に間違いに気付いたり、面接日の当日など時間がない時にミスに気付いた時のために、予め履歴書の予備を用意しておくのもオススメです。

予備というのは、最初から書き直せるように白紙の履歴書であったり、または日付や志望動機、自己PR以外の基本的にどの企業に出すとしても変更のない箇所のみを記入しておいた状態の予備を1枚持っておくと、もし万が一時間がない時に間違いに気付いた時でも、用意しておいた予備の履歴書を使うことができますよね。

予備のものを準備しておけば、あとはその企業に合わせた志望動機や自己PR、日付を記入すればいいだけなので、とても安心ですし気付いた後に焦ってパニックになる必要もなくなります。

派遣 次男派遣 次男

僕は昔、履歴書を書くのを何度も失敗して、結局お店が閉店した後に買っておいた履歴書を全て使い切ってしまって、新しい履歴書を買えるところもなくてとても焦った経験があるよ。

そのときから、何度間違えてもいいように履歴書のストックは多めに確保しておくようにしているよ。

(4)パソコンで作成する

手書きではどうしても何度も書き間違えてしまう場合や、書き直しすぎて時間がない場合は、手書きがどうしても無理な場合、パソコンで作成するのも1つの手かもしれません。

こちらのページ履歴書作成は手書き?パソコンどっちがいい?なぜなのか理由も解説!メリット&デメリットや印刷などのポイントも!新卒・転職・バイト・パートもあり。でもお話していますが、やはりパソコンで作成するよりは手書きで作成したほうがもちろんいいですが、どうしても間違えを繰り返したりして時間的にも難しい場合は、パソコンで作成してみましょう。

ただし、企業から履歴書の作成方法を指定されている場合などは、企業の指定に沿って作成することになりますので、注意してください。