転職を希望し、応募したい企業がみつかれば応募書類を用意します。
その際に必要となる職務経歴書は、書類審査の過程で重要視される書類です。

では、どのような内容を書くと好印象が与えられるのでしょう。
手書きかパソコン、どちらで作成するのがいいのでしょうか。
正しい書き方を知り、面接試験へとつなげましょう。ここでは職務経歴書の書き方について詳しく説明します。



履歴書と職務経歴書の違いとは?それぞれの役割

履歴書や職務経歴書は、あなたが希望する企業への大切な応募書類になり、どちらも採用するか採用されないかを大きく左右する書類です。

派遣 次男派遣 次男

うーん…どっちも応募書類なら、どちらか片方じゃだめなのかな?
両方用意する必要はあるの?

履歴書も職務経歴書も、それぞれの書類に異なる役割と、採用担当者に見られるポイントが違うため、どちらも提出が必要になります。

転職の女神 長女 転職の女神 長女

採用担当者にしっかりと自分をアピールできる職務経歴書を作るためには、まずは職務経歴書にどんな意味や効果があり、どんな点や項目が採用担当者にチェックされるのかを知っておく必要があります。

履歴書とは

履歴書とは、自分の学歴や職歴、賞罰などの基本的な情報の概要のみを記載している書類で、自分がどこの誰なのかを企業に知ってもらうためのベースとなる応募書類です。

履歴書の場合、大半が事実に基づいた情報を書くだけの項目であり、自分をアピールできるような項目は志望動機や自己PRの限られた狭いスペースしかなく、採用担当者に効果的に自分をアピールするのは難しい書類だと言えます。

よって、採用担当者が履歴書で見ているポイントは…
●会社に通勤が難しくない居住地なのか
●学歴や職歴が自社と関係あるか
●転職回数
●志望動機
です。

職務経歴書とは

職務経歴書とは、自分が過去にどこの会社でどんな仕事をし、どんな役割や役職を担ってきたのか、どんなスキルを身に着けてきたのかなど、職務の具体的な内容をまとめた”自分のプレゼン資料”のようなものです。

履歴書と違って決まった形式がないので、履歴書よりも自分をアピールしやすく、そのレイアウトや文章のまとめかた1つで自分の能力をしっかりと発揮できる書類です。

この資料を見ることで、あなたにどんな強みや実績があり、どんな風に会社に貢献してくれそうか、採用するメリットはあるのかなどを読み取ろうとする目的があるため、書類選考を通過するかしないかのカギを握っているのは、”履歴書よりも職務経歴書”だと言うことになります。

よって、採用担当者が職務経歴書で見ているポイントは…
●会社が求めている能力やスキルを満たしているか
●自分をプレゼンする力があるか
●自分の強みを理解しているか
●転職の理由や目的が納得できるものか
●記載内容に信憑性があるか
となります。

転職の女神 長女 転職の女神 長女

職務経歴書を作成していく上では、これらのことをまずしっかり理解してから書き始めることで、あなたの職務経歴書をより意味のある書類にすることができると思います。

職務経歴書は『手書き』と『パソコン』どちらが評価される?

派遣 次男派遣 次男

今まで手書きで書くのが当たり前だと思ってきたけど、パソコンの方が作業は効率が良さそうだね。

採用してもらえるような職務経歴書を作るには、どっちの方がいいのかな?

これまでは、手書きのほうが仕事への熱意が伝わりやすく、人格も評価されるといった点から手書きでの作成が主流でした。

企業においても手書きでの職務経歴書を評価する理由として、きちんとした人格が伝わりやすいということや、慣習的に手書きを評価しているという意見もあげられます。



しかし最近では、さまざまな書類がパソコンで作成されるのが当たり前となり、パソコンのスキルを判断できるや、読みやすいという理由からパソコンでの作成を評価している企業も多くなってきました。

では、実際のところ手書きかパソコンどちらが採用担当者に好まれるのかと言うと、dodaの調査で次のような結果が出ていました。

企業の採用担当者103人に行ったこのアンケート結果によると、「手書きのほうが良い」または「どちらかというと手書きのほうが良い」と回答したのは24.3%、「パソコンで作成したほうが良い」または「どちらかというとパソコンで作成したほうが良い」と回答したのは29.1%、そして「どちらともいえない、どちらでもかまわない」が46.6%という結果になっていました。

この結果から見ると、手書きが良いという採用担当者もパソコンが良いという採用担当者も、割合的にはどちらもそれほど変わらない結果となっており、どちらで作成しても問題ないと思います。

そこで、手書きかパソコンで作成するかを決める上では双方のメリット・デメリットもしっかりと知っておくのも大切です。

【手書きのメリット】
●文字を通して人柄を表現できる可能性がある

【手書きのデメリット】
●作成に時間がかかる
●間違えたときに修正出来ないので大変
●応募したい企業ごとに1から作成しなければならない
●作成に時間がかかる
●定規を使ったりしても見栄えを良くするのが難しい
●パソコンスキルがないと思われる

【パソコンのメリット】
●転職サイトなどの無料のテンプレートが使える
●作成が簡単
●間違えた時の修正や再編集が簡単
●一度ベースを作成してしまえば、他企業への応募も楽になる
●メールで応募する時なども楽

【パソコンのデメリット】
●なし

転職の女神 長女 転職の女神 長女

つまり、応募する企業や仕事内容を研究し、どちらが好まれるのかということを判断するのがいいでしょう。

ただ、パソコンのほうがメリットが大きいので、迷った場合はパソコンで作成しておくのが無難かも知れませんね。

職務経歴書には何を書く?

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職務経歴書は、これまでどのような仕事の経験があるのかを明確に伝えることを目的とした書類です。

そのため、これまでの勤務先で所属していた部署や役職、詳しい業務内容を書きます。

どのくらいの期間その業務にかかわってきたのかという事も忘れずに記入しましょう。

職務経歴書は、履歴書だけでは不足している情報や、これまで携わってきた業務の内容を詳しく説明するために職務経歴書を作成するのです。

履歴書と職務経歴書がそろうことで初めて「応募書類」であると言えます。

職務経歴書を書くポイントはどのような業務の経験があり、どのようなスキルを持っているのかという事を詳しく説明することです。

そこでどのような評価を受けていたかというアピールも重要です。

これまでの業務で習得した知識や技術を具体的に説明することで、それが応募先でどのように活かせるかという自己PRにつなげるのも効果的でしょう。

つまり職務経歴書は、これまでどのような仕事をしてきて、新しい職場で何ができるのかということを企業に示すために作成します。

さらにあらかじめ応募する企業について研究し、企業がどのような人材を求めているのかということを見極めましょう。

その内容をもとに、自身がこれまでの業務で経験した内容やスキルを見直し、どの内容が企業で活かせるのかを考えます。
その内容を職務経歴書に詳しく記入し、自己PRとして盛り込みましょう。

企業にとっての必要な人材であることをアピールすることが重要です。

書き方としては、まずは自分の仕事内容や長所や短所を書き出し、『自己分析』や『キャリアの棚卸し』をすることが大切です。

自己分析やキャリアの棚卸しについては、こちらのページ転職のための強みを発見!「自己分析」や「キャリアの棚卸し」とは?おすすめのやり方・手順は?診断ツールや無料シート、本の紹介も!を参考にしてください。

●具体的に職務経歴書に書かなければならない内容は…
①タイトル、日付、氏名
②職務要約
③会社概要
④職務経歴
⑤職務経歴詳細
⑥資格・特技など
⑦自己PR、志望動機
などを書きます。

自己PRについては、履歴書と職務経歴書は同じ内容でいいのか?と迷う人がいると思いますが、職務経歴書のほうが自分でレイアウトを工夫できるので、履歴書よりも職務経歴書のほうがより自分を効果的にアピールできるスペースが確保できます。

もちろん履歴書と全く同じ内容を書いてしまうと、「この人は他にアピールできるところがないのかも」と思われてしまうので、できることなら履歴書とは同じ内容を書かないで、さらに具体的に掘り下げて書いたり、より応募先企業に関連付けた内容にしていくのがおすすめです。

自己PRについてはこちらのページ履歴書や職務経歴書の自己PR文とは何を書く?同じことを書けばいい?アピールポイントの書き方サンプルや例文、まとめ方は?でも解説しています。

大手の転職サイトでは、職務経歴書の書き方・項目がよく載っているので、職種別の見本を参考にするのがおすすめです。

例えばDODAの場合、こんな感じになっていました。

(転職サイトDODA職務経歴書の書き方 完全ガイド~フォーマット(書式)・サンプル(見本)・正しい作成法

転職サイトでは、営業やSE、IT、販売、事務、企画、看護師、薬剤師など、職種別の書き方やフォーマット(Wordやexcel)のダウンロードすることもできるのでとても便利です。

ダウンロードしたファイルを元に、それを参考にしつつ自分の経歴を入れてアレンジしていけばいいので、書き方に迷うことも少なくなりますし、時間の短縮にもなると思います。

職種別のフォーマットのダウンロードは…
●リクルートエージェント職務経歴書の書き方・職種別の書き方見本とフォーマットダウンロード
●リクナビNEXT職務経歴書をかんたん作成!フォーマットダウンロード&書き方見本集
●タイプ転職エージェント職務経歴書の書き方マニュアル【完全版】
などがあります。

職務経歴書の書き方のポイントは?

転職の女神 長女 転職の女神 長女

履歴書はプロフィールを記入する書類であり、学歴や職歴、所有している資格などその人のこれまでの経歴がわかる内容を記します。

つまり、一目見てその人がこれまでどのような人生を送ってきたのかがわかるようにしなければなりません。

大前提となるのは、”読みやすくてわかりやすいこと”で、パット見の見やすさを意識してレイアウトを工夫したり、長々とした文章を書くのではなく簡素な文章か箇条書きにしたり、見出しを付けるなどしましょう。

職務経歴書のフォーマットは、時間軸に沿って書く「編年体形式」や直近の経歴から書く「逆編年体形式」、職務内容ごとに分けて書く「キャリア形式」の3つがあり、自分のキャリアに合わせたり、自分が書きやすいものを選びます。

用紙はA4縦の白い無地を使い、横書きで作成し、枚数は基本的には1枚や2枚程度がベターとされていますが、転職サイトによっては3枚くらいまでなら問題ないと言われています。

あまり多すぎても読むのが大変なので、3枚以上にはならないようにしたほうがいいでしょう。

文字サイズに関しては、本文は10.5~12ポイント程度、見出しや標題はフォントのサイズを大きくするか、ゴシック体や太字などにして見やすさを意識してください。

あまりにも空欄が多かったり、内容量が少なかったりすると、それだけで熱意がないと判断されやすくなるので、分量や空欄がないように気をつけて作成しましょう。

全体のバランスが大切になります。



職務経歴書の書き方で注意すること、NG例は?

職務経歴書を書くときにはいくつかの注意点がありますので、ここではNG例をあげながら説明します。

まず1つめに、企業が求めている人材を意識しないで書くのはNGです。

書類選考では、職務経歴書の限られたスペースでしか自己PRができません。
そのため、限られたスペースでの中でいかに企業の求める人材であるのかをアピールすることが重要です。

また、職務経歴書の枚数が多いこともマイナスポイントです。
一般的には3枚程度が目安といわれていますので、それ以上になることは読む側にとっても負担に感じられるでしょう。

ダラダラと書くことで要点が伝わりにくくなることも問題です。

そのため内容をきちんとまとめ、企業が求めるスキルや人間性をうまく強調しましょう。
応募する職種と、これまでの職歴の合致点がないのも悪い印象を与えます。

全く関係のない職歴を書いているだけではその企業で何がしたいのかという事が伝わりません。

応募する企業に対して全く関係の無い職種ばかりを書くのはNGですが、応募する企業において少しでも関連性のある職種を書いたうえで、ほかにも経験のある職種を記載することは好印象につながります。

未経験の仕事に応募する際でも、少しでも関連性のある内容を盛り込みましょう。

さらに、応募する職種に関して勉強している場合にはそれを書くことも効果的です。
これまでの業務に関して実績や評価が盛り込まれていないことも減点対象になります。

どのような仕事をしてきたというだけではなく、その仕事でどれくらい評価されたかということで、応募者の能力が判断されるのです。
そのため、仕事で工夫したことや、気を付けたことを詳しく記載しましょう。

転職の女神 長女 転職の女神 長女

具体的な数字や、お客様からの評価を交えて説明するとより効果的です。
そうすることで企業にとって活躍が期待できる人材であるかどうかが見え、ほかの応募者との競争に打ち勝つことができます。



職務経歴書で企業が重視することは何か?

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企業にとって書類選考というのは「会ってみたいと思う人物」を選び抜く作業です。

そのため、企業にとって魅力的な人物をアピールすることに重点を置いて職務経歴書を作成しましょう!

職務経歴書で企業が注目しているのは…

  • これまで何をしてきたのか
  • それによってどのような成果をあげたのか
  • リーダーなどの上の立場に立った経験があるのか
  • 転職する理由は何か

という4つです。

その中でもこれまでの仕事内容には特に重点が置かれます。

その内容と企業の事業内容とをすり合わせ、採用するメリットがあるのかどうかを判断します。

これまでの職種と大きく離れている内容に応募している場合には、その人材を育成することは可能であるか、間接的な共通点は見いだせるかといったことがポイントです。

どのような成果を上げたのかという点は、書類では表現が難しく事実かどうかの判断がつきにくいこともあります。

しかし具体的な数字を盛り込むことで少しでも現実味のある内容に仕上げることができ、伝わりやすく信頼できるものとなるでしょう。



リーダーなどのチームをまとめ上げた経験があるのかというのも評価されるポイントです。

しかし企業によってはすでに役職を持っている人材は使いにくいと懸念されることもありますので、企業を分析したうえで記載するかどうかの判断が重要になるでしょう。

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さらに企業は転職理由を重視しています。
これは、応募者がこの企業で長く働けるか、企業の運営方針とあっているかどうかを見極めるポイントになるからです。

そのため記載する場合にはネガティブな表現は極力避け、企業にとって将来性の感じられる退職理由を記入しましょう。

職務経歴書の自己PRの書き方と文字数は?

職務経歴書に書く自己PRは、その企業にとって最適な内容である必要があります。
どの企業に対しても使えるような抽象的な表現では採用担当者に熱意が伝わりません。

自身が活躍するためには、その企業でなければおけないという理由を盛り込んで具体的に書きましょう。
職務内容に連動させることも重要です。
応募する企業でいかに必要とされる人材であるのかという事をアピールすることで、好印象を与えます。

しかし自己PRが長すぎる場合には、熱意は伝わっても読みづらいために好感をもたれることは少ないでしょう。
長いというだけの理由で読み飛ばれてしまう可能性もあるのです。
そのため読みやすい見出しをつけ、見出しに対して120文字程度の説明を心掛けましょう。

また、自己PRでは謙遜する表現を避けます。
職務経験が浅い場合に、まだまだ未熟といった表現を用いることで自信のなさを感じさせてしまいます。
自慢しすぎることや嘘はいけませんが、企業にとって必要な人材であるということを、自信をもってアピールすることが大切です。

さらに、経験の少なさから学生時代のことばかり書くのも、学生気分が抜けていないと判断されやすいので避けましょう。
実務経験が少ない場合でも上司やお客様からの評価を盛り込むことで、好印象につながります。

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職務経歴書は、自身が応募する企業で活躍できる人物であるという事をわかりやすくアピールし、仕事への熱意を見せることが大切です!


作成した履歴書や職務経歴書を企業に送付する時のルールなどについては、こちらのページ履歴書や職務経歴書の送付方法の正しいルールとマナー解説!送付状の書き方やパソコン作成と手書き作成の見本も!を参考にしてください。