働いていると転職したくなることは誰にでもあるでしょう。
そのときは転職するメリットに興味をひかれている状態になっています。

そのような状態で安易に転職してしまうと後悔することになるかもしれません。
転職したいと思ったときは、転職しないメリットも考えて判断することが大切です。
そこで今回は、今の会社を辞めないで続けるメリットを紹介します。



1つの会社に長く務めるメリット①仕事のやりやすさ

転職すると、仕事の仕方は大きく変わるのが一般的です。
同じ業界や職種に転職しても、具体的な仕事の進め方は変わると考えられます。

そのため仕事について、新しいことを多く覚えなければならず、職場環境にもなじんでいく必要があります。
落ち着いて仕事ができるようになるまで時間がかかったり、仕事がしにくいと感じたりすることも多いでしょう。

転職しなければ慣れた仕事を続けられますし、なじみの職場環境なので余計な気を使う必要もありません。
会社でのルールやシステムもすでに覚えているので、わざわざ確認せずに仕事を進められます。

このような仕事のしやすさは、長く働いてきたことで得られたメリットです。
特に工夫して仕事の効率化に取り組んできた場合は、このメリットは大きいでしょう。



また転職すると、今の会社のリソース(資源や財力)を使用できなくなります。
会社のブランド力や技術力、設備などのおかげで、スムーズに行えている業務はないでしょうか。

転職先に同等のリソースがあるとは限らないです。
そのため、今の会社と同じ仕事内容であっても、簡単には行えなくなる可能性があります。

たとえば新規顧客の獲得が得意だと思っていても、それは今の会社のブランド力のおかげかもしれません。
気付いていないだけで、仕事がやりやすい境遇で働いている可能性があります。
その恩恵を受け続けたいなら、転職しないという選択肢についても検討したほうが良いです。

転職の女神 長女 転職の女神 長女

ただし、職場の人間関係やトラブルなどの問題で、そもそも今の仕事自体がやりにくくなってしまっているなら、今の会社をこのまま続けるメリットはないと思います。

人によっては、転職することで今より仕事がやりやすくなる人がいるのも事実ですね!

メリット②今の会社での地位や評価を継続出来る

1つの会社で働き続けると、自然と地位が高くなっていくのが一般的です。
長く会社に貢献し続けることで、上司や同僚からの信頼が厚くなっていく傾向だからです。

特に目立った成果がない人の場合でも、実直に働き続けることで周囲から高い評価を得られることが少なくありません。
もちろん、それは人事的な評価に反映されるケースもあります。
その場合は、課長や部長といった具体的な地位を得ることになるでしょう。

しかし出世しなくても、職場の人間関係において一目置かれる地位を確立し、快適に過ごしている人も多いです。
そのような地位や評価も、長く働くことによって築いてきた自分の財産といえます。
しかし転職すると、それらの大部分は失われてしまうでしょう。



しかし、長く働くことによって得てきた信頼感はリセットされてしまいます。
人間関係における地位や、周囲からの評価を1から築き直さなければなりません。

即戦力として期待されている転職者は、目立った成果を出していかないと評価されにくい傾向です。
転職先で長く働いている同年代の社員と、同じ地位や評価を得ることは簡単ではないでしょう。
今の会社を辞めなければ、これまでの地位や評価を手放さずに済みます。

転職の女神 長女 転職の女神 長女

企業によっては、転職後の役職を指定して募集を行っているところも多いので、転職しても今の会社と同等の役職に就ける可能性は十分にあります。
現在の役職、またはそれ以上の役職に就けるかどうかは、転職時の面談や内定次第になりますね。

転職することによって、今よりも昇格しキャリアアップ出来た人も多いです。

メリット③年金や退職金が有利

会社にもよりますが、多くの場合は年金や退職金に関する制度があります。
これらは勤続年数が長いほうが、受け取れる金額も大きくなるのが一般的です。
そのため転職すると、金額が下がってしまうケースがよくあります。

年金は国が運営している制度なので、転職しても影響しないと考えている人もいるのではないでしょうか。
しかし実際には、さまざまな原因で影響が生じることがあります。

たとえば、転職したときに加入漏れがあるケースもあります。
あまり中途採用を行っていない企業の場合は注意したほうが良いでしょう。



また転職先が決まる前に退職した場合、未納期間が生じることも考えられます。
そのような場合、将来的に支給される年金の金額が下がってしまう可能性があるのです。


さらに、退職金は転職によって大きな影響を受けることが多いです。
年金と違って退職金の制度は企業によって異なります。

転職の女神 長女 転職の女神 長女

しかし勤続年数をベースに計算するという点は、多くの企業において共通しています。
勤続年数が少ないと支給されない企業や、一定以上の勤続年数になると金額が大きくなる企業も珍しくありません。

もちろん転職すると、勤続年数のカウントは最初からやり直しです。
今の企業で働き続ければ、年金に未納期間ができることはありません。
退職金の計算で使う勤続年数のカウントも引き続き伸ばせます。

メリット④収入面での安定

現代社会の企業は、仕事の結果によって給与を決める成果主義を取り入れるところが増えています。
その影響により、若手社員であっても大きく昇給するチャンスが増えたといわれています。
ずっと成果を出し続けている場合は収入が安定しているでしょう。

また実際には年功序列の風潮が残っている企業も多く、毎年少しずつでも昇給していくのが一般的です。
そのため、やはり1つの企業で長く働いていると収入は安定しやすい傾向といえます。



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多くの人にとって働く目的は収入を得ることなので、収入が安定することは大きなメリットだよね。
ただし、働き続ければ続けるほど、無制限に給与が上がっていくわけではないね。

役職ごとに上限があったり、欠勤が多いと降給になったりすることもあります。
しかし長く働いていると、今後の働き方によって給与がどのように推移していくのかを予想できます。
これまでの傾向や、先輩社員の話などが参考になるからです。

そのため収入を安定させる見通しも立てやすいです。
たとえば結婚や住宅購入などで支出が増える時期までに、昇進試験を受けるといった計画も考えやすいでしょう。

しかし転職すると、このような見通しは立てにくくなります。
転職時に給与に関する取り決めはありますが、多くの場合は初任給についてです。
今後どのように変化していくかを予想するのは難しく、収入を安定させられるとは限りません。

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私が見てきた転職者のみなさんの中には、10年勤務しても給与額がほぼ初任給のまま変わらなかった人もいました。

お給料が上がるかどうかは、もちろん本人の能力にもよりますが、長く働いていれば給料が上がるというわけではないので、現在の職場で今後の収入UPが見込めるかどうかは見極めなくてはいけませんね。

我慢して会社に残ることによるデメリットも。大切なのは勤続年数ではない

会社に残ることには、デメリットがあることも忘れてはいけません。
大切なのは勤続年数が長いことではないのです。

我慢して働いていると、次第にやりがいを感じられなくなってきて不満がたまってくると考えられます。
毎日が同じような繰り返しになり、常に転職へのあこがれを抱きながら働くことになるになるかもしれません。

不満が大きいのに我慢し続けると、精神が不安定な状態になりやすいのです。
その結果、プライベートも楽しく過ごせなくなる可能性があります。

そのような場合は、いくら収入が安定していても幸せとはいえないでしょう。
やりがいのある仕事を求めて、転職を検討するのは適切な判断であると考えられます。



また勤続年数ばかりが増えて、スキルや知識が増えていない場合も問題です。
ひとつの仕事を長く担当していると、その会社でしか通用しない人間になってしまう恐れがあります。

現代は大企業でも倒産したりリストラしたりする時代です。
転職しないつもりでも定年まで働き続けられる保証はありません

自分が今の企業を離れることになった場合、勤続年数しか実績がなければ再就職するのは難しいでしょう。
そのため、スキルを磨くことやキャリアを積むのが難しい場合は、今の会社で働き続けることが得策とは限りません。

転職の女神 長女 転職の女神 長女

このようなデメリットがあることも認識しておくことが大切です。

ぜひ今回紹介した転職しないメリットも参考にして、転職するかどうかを慎重に検討してみてはいかがでしょうか?