介護業界にはさまざまな資格が存在します。
資格がなければ就けない仕事も介護には多く、生活相談員になるためにもさまざまな資格が必要となります。
生活相談員というのは、その名の通り要介護者の生活に関する相談を受ける役割を持った職種です。

ただ、実際はどのような仕事をするのか知らないという人も多いでしょう。
ここでは、生活相談員の仕事内容から、給与事情、また求人状況など、さまざまなことについて解説します。



介護業界の生活相談員とは?必要な資格は?

介護における生活相談員の役割は、介護が必要な人のさまざまなサポートをすることです。
特に介護事業は専門的な要素がとても多い業界です。

一般の人は介護についてほとんど知らないということも多く、初歩的なことから専門的なことまで説明が必要であることも少なくありません。
生活相談員の仕事は、まずそうした人たちの知識を助け、介護サービスを淀みなく受けられるようにサポートするというところにあります。

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ただ、実は生活相談員の役割は一つに決まっていないともいわれています。

生活相談員の仕事はそれぞれの市町村や勤務する介護施設などによって、大きく異なることがあるからです。
それは市町村によって、生活相談員に求められる資格に違いがあることからもわかります。

たとえば神奈川県の川崎市では、生活相談員の資格として2年以上の介護職員経験が求められる一方、北海道札幌市ではそうした経験は求められておらず、各自治体によって生活相談員の資格条件は大きく異なるのが実情です。

基本的に、生活相談員には「社会福祉士」「精神保健福祉士」「社会福祉主事任用資格」のうちのいずれかの資格が必要になることは、どの自治体やどの介護施設でも共通であるようです。



介護業界において、生活相談員はさまざまな役割が求められていますね。
上であげた資格以外には、介護の基本的な知識が必要な介護福祉士の資格は、生活相談員になる上で必須の資格になるといえるでしょう。

介護福祉士についてはこちら介護士と介護福祉士とは?違いと必要な資格、仕事内容、給料について

生活相談員が活躍できる職場はどんなところがある?

生活相談員の活躍の場は実に多岐にわたっています。
一般的な老人ホームだけでなく、特別養護老人ホームや老人保健施設、またデイサービスなどでも生活相談員は必要とされます。
そもそも生活相談員は、こうした施設に必ず配置するように義務付けられているのです。

たとえば特別養護老人ホームでは、入所者100人に対して1人の生活相談員を置くように決められています。
またデイサービスでも、必ず1人以上の生活相談員を配置しなければいけないようになっています。

特別養護老人ホームについてはこちら有料老人ホーム、特養、老健、グループホーム、サ高住など働く場所の種類と特徴!仕事内容は?、デイサービスについてはこちらケアハウス、小規模多機能型居宅介護、ショートステイ、通所介護などの仕事内容と特徴は?でお話しています。

このように、生活相談員はほとんどの介護施設で配置が義務付けられているため、相談員が活躍できる場所も少なくないといえるのではないでしょうか。

また、介護施設だけでなく病院やクリニック、障害福祉施設なども生活相談員の求人が出されていることがあります。
病院やクリニックの生活相談員は、医療ソーシャルワーカーとも呼ばれ、患者の入退院のサポート業務などを行うなど、病院には欠かすことのできない存在になってきています。

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このように、生活相談員は介護だけでなく、さまざまな施設で活躍する場を模索することができる職種です。

もし生活相談員への就職や転職を考えているなら、介護の現場だけでなくさまざまな職場の可能性を探ってみても良いかもしれません。

生活相談員の仕事内容とは?やりがいは?

生活相談員の仕事は、主に相談業務が中心となります。
たとえば介護施設への入所の相談、施設利用者本人やその家族のケア、介護施設への入所や対処手続きのサポートなど、要介護者が介護に対して抱いた疑問に答えたり、入退所に関する事務手続きを代行したりすることが業務の中核となります。

ただ、実際はこのように仕事内容が限定されているわけではありません。
生活相談員は、介護や看護に関する業務を広くこなしていかなければならない仕事なのです。

介護のケアプランを策定するケアマネージャーとの連携業務や、地域社会との連携を図る仕事、また施設の利用者やその家族からの苦情の対応まで、生活相談員の仕事はとても多岐にわたっているため、時に相談員は「介護の便利屋」などと呼ばれたりすることもあります。

ちなみに、ケアマネージャーについてはこちら介護支援専門員(ケアマネージャー)の資格や求人、給料は?転職と年齢

ただ、こうしたさまざまな役割を担うことになるため、生活相談員は介護事業のキーパーソンともいえる存在です。
より良い介護とは何かを考え、それを一つ一つ解決していくのが生活相談員の一番の仕事であり、またやりがいでもあります。

もちろん、仕事そのものは簡単なものではなく、お年寄りやその家族と上手に付き合っていくのも容易いことではないかもしれません。
しかし、頑張った分だけ利用者やその家族から感謝の気持ちを示されることも多々あり、また多岐にわたる仕事は自分自身の成長につながるともいえます。

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こうしたやりがいは、生活相談員を続ける上で大きなポイントになりそうですね。

資格があってもすぐにはなれない?生活相談員の難しさ!

生活相談員の仕事はその名の通り相談に乗ることですが、その前に相手の信頼を得ることが必要です。
要介護のお年寄りやその家族の方は、相手を信頼していないとなかなか本音で物事を語ってくれないからです。

相手の信頼を得るためには、相手の状況をしっかりと把握しなくてはなりません。
介護が必要な人やその家族は、さまざまな問題を抱えていることが多いものです。

その中には、本人たちが気付いていないニーズやトラブルもあるかもしれません。
生活相談員はそうしたニーズやトラブルを読み取り、それぞれの利用者に合わせた解決策の提案などをしていく必要があります。



ただ、こうした業務をよどみなくこなすためには、やはり経験が欠かせない要素となりがちです。
経験がないことが相手に伝わってしまえば、そもそも相手と信頼関係を築けなくなってしまうかもしれません。

だからこそ、市区町村や介護施設によっては、生活相談員に介護職員としての勤務経験を求めることが多々あるのです。
介護福祉士などの資格があっても、必ずしもすぐに生活相談員になれないことがあるのは、こうした生活相談員という仕事の難しさに原因があるといえるでしょう。

生活相談員の平均給与、年収はどれくらい?転職で年収UP出来る?

多岐にわたる生活相談員の活躍の場では、仕事内容も異なれば給料事情にも違いがあります。
もし生活相談員として転職を考えているなら、各施設や職場の給料事情について把握しておくと良いでしょう。

実際、各施設で生活相談員の給料事情は大きく異なるのが実情です。
たとえば、生活相談員の求人が最も多いといわれるデイサービスは、支払われる平均給与も高い傾向にあり、平均で約20.13万円というデータとなっています。

一方、病院やクリニックの生活相談員の平均給与は約16.60万円と全体的に少し低めです。

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このように、勤務する施設によって生活相談員の平均給与は変わってきますが、こうした施設の種類だけでなく経験やスキルによっても給与や年収は大きく変動します。

特に生活相談員は経験が重視される傾向にあり、経験豊富な相談員であれば転職によって年収アップも期待することができるはずです!

また特別養護老人ホームなどでは、ケアマネージャーと生活相談員が兼務という場合もあります。
その場合は、ケアマネージャーの給与に生活相談員としての手当てが加算されるという形で、普通よりも収入が高くなり、年収が450万円から500万円以上になるということも珍しくありません。

つまり生活相談員の給与や年収は、施設やスキル、また働き方によっても大きく異なるということです。
もし、転職などを通じて給与や年収のアップを実現したいなら、スキルアップを目指して施設の重要なポストに就けるように努力したり、施設長などの管理職を経験することが必要となるでしょう。

いずれにしても、生活相談員は介護の現場において欠かすことのできない存在です。
キャリアアップの道も広く用意されていますから、もし興味があるならぜひチャレンジしてみてください。