近年のインターネットの普及やスマートフォンや家電など多くのものがネットにつながっています。
そのため情報のセキュリティ対策への意識が高まっている現状があります。

それと共にセキュリティエンジニアの需要も高まっているのです。
まだ比較的新しい仕事なので転職を検討している人は仕事内容や資格などについて理解しておくことをおすすめします。



セキュリティエンジニアの仕事内容とさまざまな役割

SE 長男SE 長男

セキュリティエンジニアはセキュリティに特化したエンジニアのことで、幅広い情報セキュリティの仕事を行います。

具体的には企画・立案して提案、設計、システムを実施、システムのテスト、運用・保守という流れになりますが、この全部を担当する場合と一部を行う場合があります。

まず各部門のセキュリティ弱点を現場スタッフと連携して必要なセキュリティシステムを分析し、企画・立案したものをクライアントに提案します。
個人情報保護法によりISMSやプライバシーマークの取得を目指す企業が増えたので、取得サポートができるセキュリティエンジニアのニーズは高まっているといえるでしょう。

次に企画に基づきセキュリティに配慮したシステムを設計し、実装にはWebアプリケーションの多種多様な脆弱性への適切な対処法の判断をしていかなければなりません。

その後はシステムの脆弱性発見のテストを実行し対策をします。
セキュリティ検査では潜在的な脆弱性発見のため、疑似攻撃やソースコードチェックを行います。
セキュリティシステムの導入後は、システム障害やサイバー攻撃からシステムを守り、継続的に不正侵入調査を行っていきます。



このようにセキュリティエンジニアは、コンピュータウイルスやスパイウェア、不正アクセスなどの多くの脅威・システムの脆弱性から企業のサーバーを守るさまざまな役割があります。

セキュリティエンジニアになるためにオススメの資格

セキュリティエンジニアになるためには資格は必須ではありませんが、業務に必要な知識や技術を身に付けるために体系的に学ぶ必要があります。
セキュリティ関連の資格を取得することは、転職する際に有利に働くことも見逃せません。

  • 情報セキュリティスペシャリスト試験

情報セキュリティスペシャリスト試験は、国家資格の情報処理技術者試験のひとつです。
セキュアプログラミングやネットワークセキュリティなど試験内容は多岐にわたるもので合格率は13%程度です。

  • Cisco技術者認定

Cisco技術者認定には4段階の資格があり、基礎的なCCENTから段階的に取得します。
CompTIA Security+はセキュリティエンジニアとしての知識やスキルを認定する国際資格です。

  • ネットワーク情報セキュリティマネージャー(NISM)

ネットワーク情報セキュリティマネージャー(NISM)は一定の講習を受けて認定される資格、公認情報セキュリティマネージャー(CISM)はセキュリティ管理者のための国際資格で、5年以上の実務経験が必要など難易度の高い資格です。

  • MCSAマイクロソフト認定ソリューションアソシエイト

セキュリティのほかクラウド技術にはMCSAマイクロソフト認定ソリューションアソシエイトがあり、幅広い技術を学ぶために取得することをオススメします。
実務に役立つ資格取得をすることで、仕事のできるエンジニアになることが大切です。

転職活動をする際にも、これらの資格を取得していることで評価が上がることでしょう。

セキュリティエンジニアに必要なスキル

セキュリティエンジニアになるためには特に必要な資格はありませんが、多岐にわたる仕事をする上で欠かせないスキルがあるといえるでしょう。
求められる知識についてはどんなものがあるのでしょうか。

情報セキュリティマネージメントはITを利用する側の人材育成のための知識で、IT専門職で情報セキュリティスペシャリスト試験に合格している人なら取得しやすいものです。
ネットワークインフラセキュリティでは、インターネットで仕事をするときのインフラセキュリティ規定や方針についての知識を得られます。

またWeb・電子メール・DNSなどのアプリケーションのセキュリティの知識や、UNIX・Windows・Trusted OSなどのOSセキュリティについてのスキルも必要です。

ファイアウォールや侵入検知システム、セキュアプログラミング技法、セキュリティ運用、セキュリティプロトコルなどについての知識や技術のほかにも、PKIや不正アクセス手法について学んでおきたいものです。

転職の女神 長女 転職の女神 長女

このようにセキュリティエンジニアの業務は幅広いもので、多くの知識や技術を必要とします。

セキュリティエンジニアはすべての知識を備えるというよりも、必要なものから習得していくことで実務経験を積んでいくことができるでしょう!

セキュリティエンジニアが働く場所と雇用形態

セキュリティエンジニアは情報セキュリティ関連業務中心の企業で、専業として働くことができます。
専業としての仕事はコンサルティング、脆弱性検査、セキュリティ教育、製品販売や導入、運用など幅広く、テクニカルな業務が多くなるでしょう。

またコンサルティングファームがベースの企業では、業務継続計画や各種認証取得のようなセキュリティコンサルティングが中心となります。
セキュリティ関連技術の導入に積極的なメーカーが増加しているなか、大企業はセキュリティコンサルティングやソフトウェア開発、サービス開発などを展開しています。

ソフトウェアメーカーも、国内外でセキュリティ関連のソフトウェア開発を行っています。
ほかにも主に海外からセキュリティ関連の製品を国内に販売する商社に対するサポートや、通信インフラでセキュリティ関連サービスを提供している企業、システムインテグレーターなどがあります。

IT企業ではない一般の企業では、ほかの業務と兼務していることも多い現状で、業務内容についての理解が進まないと専業とは違う難しさもあるようです。

多くの業界の企業でのセキュリティエンジニアへのニーズは高まり、活躍できる場は多くあります。
業界は多岐にわたり今後も幅広く活躍できる見通しで、転職によって大企業に就職できる可能性もあるでしょう。

セキュリティエンジニアのキャリアパスは?転職で年収は上がる?

セキュリティエンジニアとして転職する際には、セキュリティ関連の高い知識と技術が不可欠です。
そしてセキュリティに関する技術は進化のスピードが大変早いので、常に最新の技術を取得しながら先を見通す力も必要となるでしょう。

またセキュリティエンジニアは新しい職種なので、さまざまなキャリアパスを描くことも可能といえます。
例えばエンジニアからマネージャー、エグゼクティブへとアップしたり、実務経験を積んだ後に独立したりすることも可能です。

現場での日常的なセキュリティ運用経験を活かして設計や構築を行い、その後にキャリアパスを検討する流れもあります。
例えば「エンジニアとしての経験を積んでいき極めるか」「コンサルティングを軸としてキャリアアップしていくか」「会社を経営していく」などの選択肢があります。



また実績や人脈を活かして独立・起業するキャリアパス、海外で活躍するなど色々な道があるといえるでしょう。

セキュリティエンジニアの平均年収は、30歳前後で約600万円ですが、個人のスキルにより大きく異なります。
初級スキルでは年収約300~500万円、高いスキルがあれば年収1,000万円など幅があり、国内企業よりも外資系企業の年収は高い傾向にあります。

転職の女神 長女 転職の女神 長女

大切な情報を守る仕事のセキュリティエンジニアは、ネット社会で大変重要ですが、高いスキルを持つセキュリティエンジニアは少ないのが現状です。

転職する際には幅広い知識や技術の習得を目指すことで、企業が求めるセキュリティエンジニアとして就職することが可能になるといえるでしょう。