履歴書も職務経歴書もどちらも大切な応募書類なので、しっかりと自己PRをまとめることで、希望の企業に積極的に自分をアピールすることができます。

ですが履歴書にも職務経歴書にも自己PR欄はあり、どちらを書くべきなのか、それとも片方だけ書けばいいのかなど、初めて書く人や書き慣れていない人にとっては、どう書いていいのかわからないことだらけだと思います。

ニート 三女ニート 三女

しかも、人にアピールできるようなことなんて私にはないから…書く内容もすごく迷うのよね。

思いつかないままずっと手が止まっちゃって…。

転職の女神 長女 転職の女神 長女

自分を効果的にアピールするのって、とても難しいことよね。

ただ、せっかくのアピールポイントなので、適当にインターネットで引用してきた文章をそのまま載せたり、ありきたりなことを書いて済ませるのはもったいないわ。

自己アピールで、しっかりと採用担当者の心を掴むようにしましょう!

このページでは、自己PRの意義や必要性などの基礎的なことから、書き方の流れや具体的な例文についても解説していこうと思います。

自己PRがうまくまとめられない人、思い付かない人はぜひ参考にしてください。



そもそも自己PRってなに?自己PRは必要なの?

そもそも自己PRとはどんなものかと言うと、簡単に言えば自分が希望している企業に対して自分を売り込み、評価してもらうためのものです。

もちろん自分を積極的にアピールできる項目なので、履歴書や職務経歴書の中でも重要な項目であり、絶対に書くべき項目で、書かないのはNGです。

そのため単なる自分の自己紹介文や気持ちを表すでは不十分だと言えます。

「どんなことができる」、「何が得意か」といったような自分の強みやスキル、専門性などをアピールし、自分を採用するメリットなどを伝えることで、入社後に自分がどんなふうに活躍し貢献できるかを採用担当者に具体的にイメージしてもらう必要があります。

自己PRの書き方を工夫してまとめることで、あなたへの採用担当者のイメージを大きく変えることができます。

というのも実は採用担当者は、同じような経歴であったりスキルを持っている人が複数人いた場合など、職務経歴書の自己PRを見て、面接をするかどうか、採用するかどうかを決めることが多いとも言われているからです。

それほど、職務経歴書の中でも自己PRはかなり重要性が高い項目だということなので、しっかりとアピールしていきたいですね。

履歴書と職務経歴書の自己PRは同じ内容でいい?

SE 長男SE 長男

ちょっと質問なんだけど、履歴書にも自己PR欄がある場合って、職務経歴書にも自己PRを書かないといけないの?

どっちか片方だけじゃだめなのかな?

転職の女神 長女 転職の女神 長女

履歴書というのは、そもそも自分の情報や経歴を伝える書類であり、自分をアピールできる項目は広いスペースが確保されていないですよね。

結論から言うと、履歴書にも職務経歴書にも自己PRは必要です。

履歴書に自己PRを書く項目が設けられていたとしても、職務経歴書でもしっかりと自己PRを書くようにしましょう!

履歴書と職務経歴書にそれぞれ自己PRを書く場合、同じ内容ではなく、違ったものを書きましょう

同じものではダメというわけではありませんが、限られたスペースの中でせっかく自分をアピールするチャンスですから、こうした機会を使わないのは勿体無いことです。

採用担当者からすれば、応募者が一体どんな人物なのか、できるだけ多くの情報を知りたいと思うのが普通です。

どちらにも同じ項目があるからと言って同じことを書いてしまうと、せっかく採用担当者が読んでくれているのに、「他に書くことがないのかな?」、「アピールできることが少ない人なのかな?」と思わせてしまいます。

ただ、全く路線の違う話を双方でしてしまったり、別のことを書こうとして共通点がない一貫性がないことを言ってしまうのは逆効果です。

例えば、言いたいこと&伝えたいことの路線や方向性は履歴書でも職務経歴書でも同じにしておき、履歴書では人柄や長所を中心に要点のみを簡素に書き、職務経歴書ではこれまでのキャリアや取得した資格を絡めながら、自分がどんなふうに会社に貢献できるのかを中心に、履歴書よりも深いアピールを展開していくといいと思います。

別のことを書いたほうがいいからと言って、全くつじつまの合わないことや共通性がないことを書くのではなく、あくまでも結論や方向性は同じものにするのがベターだと思います。



自己PRは箇条書きでもいい?

自己PRを書くときには、もちろん基本は文章としてまとめるのが前提ですが、部分的に箇条書きでまとめて書くのはOKです。

大切なのはその書式のレイアウトを意識することで、小さい文字が延々と続いて採用担当者が読みづらいと感じてしまったり、パッと見ただけで文章量がただ多いだけの自己PRだと、誰でも最後まで読む気がしませんよね。

例えば「ヒアリング力」や「○○ができる」など自分のスキルやアピールポイントを見出しにして、それに対する内容を見出しごとに書いていき、見出しの間には空白スペースをつけたりすると、パッと見の印象だけでも読みやすさを感じますし、文章もわかりやすくなります。

箇条書きにする場合もしない場合も、「」や記号などを使って見やすさに気を配ると、読み手を意識できる人だと受け取ってもらえます。

しかし、転職サイトによっては「なるべく箇条書きは使わないほうがいい」と書かれているところもありますが、自分のアピールポイントを強調させるために、上記のように部分的に箇条書きにしたりするのは問題ありません。

自己PR全てを箇条書きで書かないように注意しましょう。

履歴書の自己PRの文字数は?

派遣 次男派遣 次男

自己PRなんだから、少しでも長い文章でびっしりと書いたほうがやる気が伝わるのかな?

何文字くらいがいいんだろう。

転職の女神 長女 転職の女神 長女

履歴書の自己PRの文字数の目安は、300字前後が1つの基準よ。

1文あたりの長さを50字程度とすると、大体4~5行でまとめるということになります。

内容を盛り込み過ぎるあまり、小さな字でびっしりと書いてしまわないようにしましょう!

せっかく時間をかけて書いても、採用担当者からすれば「読まれることを意識していない」とマイナスの評価につながってしまうこともあります。

ある程度読みやすい字で大きくハッキリと書くことを意識し、書き足りないからといって、欄外まではみ出して書いてしまってはいけません。

逆に書くことがあまりないからといって、空白が多いのも良くありません。

もちろん企業から指定された文字数があるなら、その文字数の8割以上は書くようにしてください。

また、1文の長さはあまり長くならないように注意しましょう。

主語と述語が離れ過ぎてしまうと、パッと読んだだけでは意味を理解しづらく、読みにくい文章となってしまいますし、できるだけ抽象的な文章にならないように、的確に書いていくといいですね。

初めから枠内に収めようとすると、思うように筆が進んでいかないので、下書きをする紙に最初はどんどん書いていってみてください。

その上で、後から不要な部分を削って、文章の形を整えていくほうがスムーズにまとめられると思います。

自己PRのポイント解説

自己PRのポイント①!自分のキャリアや経験、資格でアピール!

履歴書や職務経歴書では、これまで積んできたキャリアや経験、資格をしっかりと書いていく必要があります。

ただ、気をつけておきたいことは、単に事実を書き連ねれば良いというものではありません。
応募先の企業が求める人物像などを意識して、自己PRを考えていく必要があります。

事務の仕事であれば、パソコンのスキルを書いたり、経理や文章作成の能力を示す資格を書いたりするといいでしょう。
運転が必要な業種であれば、自動車の免許などをアピールしてみると効果的です。

また、単に資格を書くだけではなく、そうした資格が採用先の企業にとってどういう風に役立つのかをしっかりと押さえておくことも重要だといえます。

転職の場合は、すでに社会人経験があるため、そのキャリアや経験をアピールする必要があります。

さらに言うならば、自分の長所やスキル、経験をアピールするだけでは書類選考の通過率は上がりません。

採用担当者にとっても、「これまでどんな仕事をしてきたのか」といった部分が気になるものです。
仕事であげてきた成果や実績、同僚や上司・取引先とのやりとりを通じて成長できた部分など、これまでの仕事と絡めた話題をしていきましょう。

具体的なエピソードを盛り込んでいくことで、読み手もイメージが湧きやすく、きちんと自己PRを最後まで読んでもらえる可能性が高まります。

自己PRのポイント②!意欲や姿勢、人間性でアピール!

新卒の就活生であれ転職者であれ、応募にあたっては仕事に対する熱意や意欲は肝心です。

どんなに能力の高い人物であっても、「一緒に働きたい」と思ってもらえなければ、なかなか採用には結びつかないでしょう。

また転職の場合には、異業種やこれまでと違った職種に応募する場合は「業界未経験」ということになりますね。

しかし、未経験であっても自分の視点で、しっかりと意見を言う姿勢は大切です。
企業が発信をするホームページなどの情報やパンフレット、業界誌などから情報収集をしてみましょう。

そして、企業分析・業界研究の中から見えてくる課題を書いてみる姿勢も大切です。
「この応募者は、我が社のことをよく調べている」といった印象を抱いてもらえば、採用にもプラスに働いていきます。

また、自分自身の人間性をアピールすることも大切です。
企業側が求めている人物像を把握した上で、長所を絡めてアピールをしてみましょう。

協調性・コミュニケーション力の高さ・粘り強さ・きめ細かさ等、応募する職種に合わせてアピールポイントを変えていくようにしてみてください。

さらに、入社後の自分の姿を想像してもらえるような文章のまとめ方をすると、自分を採用したメリットを効果的にイメージさせることができます。

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きちんとテーマを絞って、自己PRを展開していくことで、一貫性の取れた文章を仕上げることができます。
一貫性があるということは、それだけ文章に説得力を持たせられるといえます。

逆にきちんとテーマを決めて書かないと、話題があちこちに展開してしまうため、読みづらい文章になってしまうことを理解しておきましょう。

自己PRを書く時に注意することは?抽象的な文章は避ける

自己PRを書く上で意識しておきたいのは、「頑張ります」、「努力します」、「成績が良かった」などの抽象的な言い回しを避けることです。

具体的にどう成績が良かったのか、なにをどう努力するのかをハッキリと書くようにしましょう。

採用担当者の立場からすれば、多くの応募書類に目を通さなければならないため、一見して何が言いたいのか分からない文章は好まれません。

そして、その結論を展開させる形で起承転結を意識して、文章を書いていきましょう。

あまりにもいろいろと詰め込みすぎると、結果として何を1番伝えたいのかわからなくなってしまいます。

  • また、自己PRを書く時には自分の視点ばかりで書いてしまいがちです。

応募書類を出す段階では、採用担当者は自分のことを知らないといった視点を持つことも大切です。

5W1H(いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どうなった)をハッキリとさせて、書くことを心がけてください。
小説のようにこだわった表現を使う必要はなく、誰にでも伝わる文章を意識することが大切です。

  • さらに、「非常に」「かなり」「さまざま」「色々」といった抽象的な言葉は多用してしまいがちなので、注意しましょう。

例えば「売上140%達成」など、具体的な実績はできることなら数字を的確に示したほうが、読む相手にも伝わりやすくなりますし説得力が出ますよね。

自己PRは説得力を持たせなければ、単なる過去の自慢話になってしまうため、読み手を意識した文章の作成が大切です。

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しかし、この作業にしっかりと時間をかけることで、面接の時にも慌てずに堂々と自己PRができるのです。
文章を書き上げてから、すぐに応募するのではなく、きちんと読み返してから応募しましょう。

応募書類の段階で下準備をしっかりと整えておけば、余裕をもって次のステップに進めるでしょう!

自己PRの書き方

派遣 次男派遣 次男

ポイントや注意点などはしっかりわかったよ!

次は自己PRを書くための順番が知りたいな。

(1)自己分析

まずは自己分析をしっかりと行って、採用担当者が会ってみたいと思うような内容を練り込んでみましょう。

事例集などを参考にしつつも、他の応募者に差をつけるためには、自分の言葉できちんと語っていく姿勢が大切になっていきます。

今までの経験やエピソード、仕事の実績やスキルなど、思い浮かんだことは全て細かく書き出していきましょう。

『キャリアの棚卸し』とも言ったりしますが、過去の自分の経験や仕事を振り返って整理するこの作業は、自己PRを書く時だけではなく面接時の質問への受け答えなどにも使えたりします。

これをしておくことで、自分にはどんなことがアピールできるのか、その企業に貢献できるスキルはあるかなどを洗い出すことができます。

自己分析やキャリアの棚卸しのやり方やポイントについてはこちら転職のための強みを発見!「自己分析」や「キャリアの棚卸し」とは?おすすめのやり方・手順は?診断ツールや無料シート、本の紹介も!へ。

(2)応募先企業と自分との共通点を見つける

自己分析ができたら、次は応募先企業について情報収集をする必要があります。

例えば企業が出している求人情報を見て、その企業がどんな人材を求めているのか、どんなスキルを持った人を必要としているのか、入社してからどんな活躍をしてほしいと思っているのかを考えてみましょう。

また、企業のHPの社風や経営者の言葉などからも、どんな未来を目指しているのか、どんな人物像を求めているのかを読み取ることができると思います。

応募先が求める人物像などの情報収集ができたら、それを(1)で行った自己分析で洗い出した自分の経験やスキルなどと照らし合わせて、共通点を見つけてみましょう。

そうすることで、企業が求める人物像に自分がマッチしていること、自分のキャリアが会社にどんなふうに活かせるのか、自分を採用することで企業にどんなメリットが生まれ貢献できるのかがわかると思います。

人間は誰もがマイナスな表現のものには良い印象を受けず、ポジティブで前向きな表現に惹かれますよね。

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「こんなふうに活躍したい」という向上心溢れる表現とともに、あなたのオリジナルのエピソードを含めることで、他の求職者にはないオリジナルな自己PRにすることができますし、「この人を採用したら、こんなふうに頑張ってくれそうだ」と思わせることができると思います。

自分のこれまでの経験、入社後に実現したいこと、今後の将来性を明るい表現でまとめることで、あなたのオリジナルの自己PRが完成します。

自己PRの書き方としては、①結論(自分が最も伝えたいこと)→②実体験、エピソード(結論の裏付けになる具体的な話)→③入社後の姿勢、ビジョン(あなたを採用した場合のメリットやどう貢献したいかの熱意)の順番でまとめるのがおすすめです。


では次に、これらのことを踏まえて具体的な自己PRの例文を紹介していきます。

自己PRの例文

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ではこれまでの解説を踏まえて、具体的にどんな自己PRが良いのでしょうか?

大手転職サイトで紹介されている自己PRの例文を紹介していきます。

【未経験職種の場合】

前職では飲食店の店長として店舗運営に携わっていました。全国に100以上の店舗がありましたが、私の店舗は5年連続で売上げトップを誇っていました(結論)。
その背景にはもちろん、従業員の力があったことは間違いありません。ただ、業務をより円滑にする取り組みも、売上げ増に大きな影響を与えていたのも事実です。
たとえば、月1回程度で従業員を集めた会議を行い、学生から主婦まで幅広い年齢層から自由な意見を求めました。そこで従業員の過半数以上が納得した施策を、店舗運営に積極的に取り入れることで、働きやすくい環境をつくることができたのです(経験)。
未経験の職種ではありますが、私が培ってきたマネジメントのスキルを活かし、貴社の発展にお力添えができればと考えています(熱意)。

(転職サイト「タイプ」自己PRを職務経歴書に記載する場合の例文より)

【営業職の場合】

現在までの5年間、戸建て注文住宅の営業職に従事してまいりました。注文住宅は購買者にとって一生に一度の高額商品であり、心から納得して購入していただくものだと考えています。そのため、お客様のご要望にノーと言わずとことん向き合うことを信条としてきました。ニーズに応えるため、住宅・不動産・建築に関するさまざまな知識の習得にも努めてまいりました。

その結果、ありがたいことにお客様から高い支持をいただき、入社以来継続して目標数字を達成。昨年度は全国表彰(全国の営業員210名中、上位10名に贈られる賞)も獲得することができました。そして何より、お客様から「希望通りの自宅ができて嬉しい」「担当が田中さんでよかった」との感謝の言葉をいただけることが嬉しく、喜びにつながっています。お客様からのご紹介で、今までに25件の成約をいただいたのは、私の誇りです。

地域密着経営で、地域のお客様一人ひとりに最良の物件を提供することを経営理念に置いている御社において、この私の経験および信条は存分に活かせると考えております。

(リクルートエージェント自己PRの書き方と面接での伝え方(職務経歴書や面接で使える例文つき)より)

【事務職の場合】

経理職として、現場でさまざまな経験を積んできました。本社の決算業務はもちろん、若手のうちから子会社の経理全般や連結決算を一人で任され、現在では管理職として先輩社員、新入社員を含めた7名の部下の指導・育成に努めております。また、変わっていく税制に対応するため税理士資格取得を目指しており、日々勉強に取り組んでいるほか、経営戦略を学ぶ勉強会にも定期的に参加しており、知識・スキルの研鑽に務めております。

これらの知識や経験を、創業期にある貴社において存分に活かし、決算業務体制を整えながら企業運営の大きな力となれるよう努めてまいりたいと考えております。

(リクルートエージェント自己PRの書き方と面接での伝え方(職務経歴書や面接で使える例文つき)より)

などです。

その他、さまざまな転職サイトにて自己PRの例文が紹介されています。

転職サイトは無料で登録できる上に、そういった転職にまつわる解説ページも豊富に用意されているので、転職サイトも参考にしてみてください。

例えば、DODA「受かる自己PRの書き方・まとめ方
~履歴書・職務経歴書・面接で使える例文(サンプル)作成のコツ~」
では、職種ごとで例文サンプルを見ることができるので、わかりやすいと思います。

ちなみにdodaの紹介ページはこちら求人情報・転職サイトの「DODA(デューダ)」!エージェントサポートやスカウト、転職フェアなどの評判!でも解説しています。