子どものころ、誰もが抱いていた将来の夢。
ふとした瞬間に、子どものころに自分が何になりたいと思っていたかを考えることはないでしょうか。
あなたはそのときに思い描いていた仕事につけていますか?それともまったく別の仕事でしょうか?

今回は20~40代の異なる年代、属性の方に対して、「今の職業が子どものころや学生時代になりたかった職業か?」というアンケートをとりました。
結果について男女別に比較して見ていきましょう。

アクションヒーローやスポーツ選手など、男性は夢見がち


アンケートの結果、今の職業は子どものころや学生のころに憧れていたものとは違うと答えた男性回答者は圧倒的多数でした。

・ウルトラマンや仮面ライダーの中の人になって活躍したかったです(20代/男性/パート・アルバイト)
・子供の頃は野球選手になりたかったが、早々と諦めた。大学時代はバンドで夢を叶えようとしていたが、収入が、安定しないので、就職を選んだ。(20代/男性/正社員)
・ミュージシャンです。ワールドツアーで世界を股にかける大スターに成りたかったです。(50代/男性/正社員)

テレビ番組のヒーローになりたいというのは、典型的な子どもの夢でしょう。
他にも、野球選手やミュージシャンなど、スポーツや芸術方面で高い才能を必要とするような職業や、科学者やパイロットなど特殊な技能や専門性が必要なものに憧れていたという回答が目立ちました。

大人になるにつれて、自分とやりたい仕事とのギャップに気づいて諦めたり、収入などの現実的な面に目を向けて方向転換する人が多い様子がうかがえます。



子どものころの夢を実現できている人は、なりたかったものも現実的!

一方、男性回答者の中で現在の職業は、子どものころや学生のころに憧れていたものだと答えた人は、2割弱でした。

・わたしは子供のころから医師になりたかったですが医師になりました。(20代/男性/正社員)
・子供の頃から料理をしていて自分の作った料理を他の人がおいしそうに食べてくれるのを見て飲食の仕事に就きたいと思った。(30代/男性/正社員)
・子供の頃から本が好きで、本を作る仕事に携わりたいと思っていた。(40代/男性/正社員)



子どものころに抱いていた夢は、多くの場合実現が難しいものです。
経験や知識が足りないために夢と現実のギャップに気づけないことや、そもそも世の中にどんな職業があるのかもよくわかっていないことが原因のひとつだと考えられます。

回答の傾向を見ると夢を実現した人は、医師や飲食関係、出版関係など、どの年代でも比較的現実的な夢を持っていたことがわかりました。

転職の女神 長女 転職の女神 長女

男性にとったアンケートからは、どの時点でその職業に興味を持ったのかは不明ですが、できるだけ早い段階で多くの職業の存在を知り、該当の仕事につく方法を周囲の大人が示したり、自分でアクセスできたりできたかどうかが、夢の実現に大きく関わっていると考えられます。

夢の途中で方向性が変わった!早めの切り替えも女性は得意?


女性回答者についてみてみると、8割の女性回答者が、今の仕事は子どものころに憧れていた職業ではないと答えました。

・本を読むことが好きだったので、子どもの頃は小説家になりたかった。文章を書く才能がないと自覚した学生時代は、本に関わる仕事がしたいと思い、図書館司書を目指していた。(30代/女性/専業主婦(主夫))
・絵を描く仕事。絵本作家、イラストレーターや漫画家などの創造的な仕事(20代/女性/正社員)

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女性は、男性の回答者と同様に小説家やイラストレーター、漫画家などクリエイティブな仕事につきたいと考えていた人は多いものの、成長するにつれて、自分には適性がないと分かり別の仕事についた人が多数を占めました。

ほかにも現実的な夢だったにもかかわらず、ある程度夢に近づいていく中で方向性が変わった人もいます。

・子どものころは、幼稚園の先生になりたかったのですが大きくなるにつれて、実は子どもがあまり好きでなかったと気づいたのでした。(40代/女性/専業主婦(主夫))
・なりたかったのは保育士や看護師、教師というような専門職でした。しかし就職活動をしていった中で考え方が変わり、他の道でも可能性を感じることができました。(20代/女性/学生)



子どものときは、自分の志向や適性を正確に把握できていることはほとんどいないでしょう。
そもそも経験や情報量が少ない上に、自分のことを客観的に見ることは非常に難しいからです。
大人になっても、あまり状況は変わらないという人もいるかもしれません。

転職の女神 長女 転職の女神 長女

子どものころからの夢を持ち続けて実現できることはすばらしいことですが、その仕事についてから向いていなかったと分かるよりも、自分の得意なものに取り組める可能性も高まるため早い段階で方向転換することにも一定のメリットがあります。

看護師や、お母さん。女性が男性よりも現実的なのは子どものころから!

憧れの職業についていると答えた女性は、男性とほぼ同数ですが若干多い結果となりました。

・子供のころから看護師になりたくて、高校を卒業して看護専門学校にすすみました。(40代/女性/専業主婦(主夫))
・小学生の頃は手芸の先生で、大学時代は語学に力を入れていたので外国語に関わる仕事に就きたいと思っていました。ほぼ主婦なので仕事量は少ないのですが、両方共実現できています。(50代/女性/専業主婦(主夫))
・普通にお母さんになりたかったので、二児に恵まれて夢が叶っています。(30代/女性/個人事業主)



女性も男性で夢を実現した人と同様に、やりたい仕事につけた人は、比較的現実的な夢だったことがわかります。
また、女性の場合は、看護師や保育士、学校の先生などの免許が必要な職種をあげた人が比較的多い傾向にありました。

主婦をしながら、手芸や外国語にかかわる仕事の両立している方のように、副業として憧れだった仕事にかかわっているという声もあり、本業ではなくても趣味程度にやりたい仕事につけるというのは、女性だからこそできることかもしれません。

やりたい仕事はすぐにはわからない!1度はなんらかの仕事についてみよう

子どものころの夢を実現できている人は、男女に共に現実的な職業をやりたい仕事としてあげていました。

また、現在の職業はつきたかった職業ではないと答えた人をみると、男性と女性とでは、男性の方が子どものころの憧れは夢見がちな傾向があります。
男性の場合は成長に伴って、夢と現実とのギャップを感じた人が多い一方、女性は現実的な夢でありながらも自分の志向や適性が明らかになったり、視野が広がったなどの理由で方向転換をした人が多くみられます。

やりたい仕事に就くには、1度はなんらかの仕事について実際に体験してみることが一番です。
ある仕事を経験してみると、自分の価値観や向き不向きがわかることも珍しいことではありません。