介護業界で働こうとする時に、そもそもどういった業界なのか気になる部分もあるでしょう。
介護業界で働く人の平均年齢や職種ごとの正規・非正規の割合、男女比などを見ていきましょう。

そして、人気となっている職種や不足している職種をきちんと把握して、働き始めるきっかけとして役立ててみてください。
介護業界の今後についても見ていきます。



介護業界で働く人の平均年齢は?

介護士 次女介護士 次女

介護業界で働く人って、だいたい何歳くらいの人が活躍しているんだろう?

同じ業界で働く身としては、気になるところよね。

利用者の自宅を訪問し、家事援助や身体介護などを行う訪問介護員の平均年齢は51歳となっています。
次に、利用者の介護ニーズをくみ取り、訪問介護計画書をまとめるサービス提供責任者では、平均年齢は46歳となっています。

サービス提供責任者についてはこちらサービス提供責任者(サ責)の資格や仕事内容、働く施設は?転職で給与は上がる?

また、「有料老人ホーム」「グループホーム」「特別養護老人ホーム」「デイサービス」などの介護施設で働く介護職員では、平均年齢は42歳となっています。

有料老人ホームなどについてはこちら有料老人ホーム、特養、老健、グループホーム、サ高住など働く場所の種類と特徴!仕事内容は?、デイサービスについてはこちらケアハウス、小規模多機能型居宅介護、ショートステイ、デイサービス(通所介護)などの仕事内容と特徴は?へ。



介護業界でも活躍の場のある看護師の平均年齢は、48歳です。
介護の全体のケアプランを決める介護支援専門員(ケアマネージャー)の平均年齢は47歳となっています。

ケアマネージャーについてはこちら介護支援専門員(ケアマネージャー)の資格や求人、給料は?転職と年齢

介護サービスの利用者の獲得や事業所との連絡や調整を行う、生活相談員は40歳が平均年齢となっています。
生活相談員についてはこちら生活相談員の求人や給料相場は?転職の難易度や仕事内容はどう?

また理学療法士(PT)、作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)の平均年齢は、37歳です。

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職種によって、平均年齢のばらつきはあるものの、介護ニーズの高まりと共に求人数は増加傾向にあります。
50歳以上でも働くチャンスはあるため、長く安定して働ける業界だといえるでしょう。

職種ごとの正規・非正規の割合はどう?

介護の仕事に携わる人の正規・非正規の割合を職種ごとに見ていきましょう。

訪問介護員では、正規が約18%で非正規が約82%となっています。
サービス提供責任者では、正規が約77%で非正規が約23%と、正規職員の割合が高いのが特徴です。介護職員では、正規約57%・非正規約43%と半々の割合です。

看護師などの看護職員の割合は、正規約56%・非正規44%となっています。

介護支援専門員(ケアマネジャー)では、正規約80%・非正規約20%と、正規職員の割合が高くなっています。
生活相談員では、正規約84%・非正規約16%とこちらも、正規職員の割合が高くなっています。
理学療法士(PT)、作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)では、正規約70%・非正規約30%と正規職員の割合が高めです。



職種によって正規と非正規の割合は異なりますが、ライフスタイルに合わせた働き方といった視点でみれば、一概にどちらがいいとはいえません。

訪問介護員の非正規の割合が多いのは、短い時間で働くことが可能だということでもあります。
専門性が求められるケアマネージャーやホームヘルパーの指導や管理を担うサービス提供責任者では、正規職員の割合が高い傾向が見られます。

介護職の雇用形態についてはこちら介護職の正社員、紹介予定派遣、契約社員、パート・アルバイトなどの特徴とメリット&デメリット

介護のお仕事をしている人の男女比は?

訪問介護員は女性約92%、男性約8%と圧倒的に女性の割合が多くなっています。
サービス提供責任者では、女性約87%であり男性約13%となっています。

施設などで働く介護職員の男女比は、女性約75%で男性約25%となっています。
看護師の男女比は、女性約95%に対して男性約5%です。介護支援専門員(ケアマネジャー)の男女比は、女性約79%で男性約21%です。

生活相談員では、女性約59%・男性約41%の割合となっています。
理学療法士(PT)、作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)では女性約53%に対して男性約47%と、男女比は半々となっているのが特徴的です。

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やっぱり、全体的に女性の割合が多い業界かなぁ。
職種によっては男女比が半々といった傾向も見られますね。

自分に合った職種を見つける際に、参考にしてみてください。

介護業界で人気の職種は?

介護の業界で人気となっている職種について見ていきましょう。

  • 収入面から見ると、介護支援専門員(ケアマネジャー)の人気が高いといえます。

ケアマネージャーになるためには、5年以上の実務経験などが必要ですが、長く働き続けたい人にとっては人気の職種です。
介護士の仕事と兼任している場合は激務となってしまうため、専任で働ける職場に人気が集まる傾向にあります。

  • 介護職員実務者研修を修了するなどしてなることができる「サービス提供責任者」も人気の職種となっています。

利用者40人ごとに1人のサービス提供責任者を配置する必要があるため、一度勤めてしまえば安定的に働けるといった特徴があります。

  • また、「生活相談員」も男女共に人気の職種となっています。

年齢を重ねたからといって精神的・身体的な負担がそれほど増えるわけではないので、長く働きたい人には注目されています。

相談業務が主な仕事であるため、年齢を重ねることで、きめ細かな助言ができるようになるでしょう。
年齢を気にせずに働けるといった点が、人気が高いポイントです。

  • 訪問介護員の仕事は全体的に非正規の割合が多いですが、ライフスタイルに合わせて自由に働きやすいといった視点で見れば、人気の職種だといえます。

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介護業界は離職率が高いと見られがちだけど、それは業界全体で女性の割合が多いことも理由になっているんじゃないかなぁ。

女性は結婚・出産・育児といったライフイベントによって、一時的に介護業界から離れてしまう人もいるため、単に数字だけでは分からない部分もあると思う。

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そうかもしれないわね。

介護業界での就職や転職を考える時には、どういった働き方をしたいかといった部分をしっかり決めてから、希望する職種を選んでみましょう。
職種によってはキャリアアップも望めるため、やりがいを持って取り組めるはずです。

介護業界で不足している職種、今後のニーズはどう?

介護ニーズの高まりと共に、介護業界では人手不足の傾向が見られますが、職種によって違いがあることも押さえておきましょう。

介護労働安定センターの平成24年度介護労働実態調査 によると、最も不足している職種は「訪問介護員」となっています。
不足と答えた事業所は、実に73.6%にものぼります。

次いで、「介護職員」は51.4%の事業所が不足していると答えています。
人手不足の職種がある一方で、生活相談員では82.2%、介護支援専門員(ケアマネジャー)は75.6%、サービス提供責任者は71.8%の事業所が「適当」と回答しています。
ただ、「不足」と回答する事業所も16~26%あるため、求人を行っている事業所も存在しています。

生活相談員、ケアマネージャー、サービス提供責任者などは、資格や実務経験などが必要となる職種です。

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これらの職種は、事業所によってどれくらいの人員を配置するか決めているため、競争率が高くなる傾向があります。

したがって、訪問介護員と介護職員が、勤務先の選択肢の幅があり、自分に合った職場を比較的見つけやすいといえます。

民間企業と同様に、社会福祉法人や医療法人などでも介護の現場を担う訪問介護員と介護職員が不足しています。
民間企業だけはなく、介護業界での就職や転職を考える場合には、運営する事業体も意識してみましょう。

核家族化や医療の進歩などによって、今後もますます介護のニーズは増えていくことが予想されます。
高齢者が高齢者を介護する「老老介護」といった問題も浮き彫りになっており、そういった家族の負担軽減のためにも介護職員に対する期待は高まりを見せています。

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労働に見合った賃金体系の見直しも進められているため、今後は収入の面でも改善が期待できます。

いずれにしても、本人の意欲次第で長く安定的に働ける業界だということを理解しておきましょう!